月刊バスケットボール5月号

NBA

2023.02.08

21歳トーマスが3試合連続40点超の最年少記録を達成「この若さで、自分の名前が歴史に残るのがうれしい」

横須賀生まれのトーマスがNBAの歴史に名を刻む


キャム・トーマス(ブルックリン・ネッツ)がNBAの最年少記録を作った。現地2月7日(日本時間8日)、バークレイズ・センターで行われたフェニックス・サンズ戦で43得点を記録。21歳117日で3試合連続40点オーバーの最年少記録を作った。トーマスは試合後「この若さで、自分の名前が歴史に残るのがうれしい」と記録達成を喜んでいる。

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トーマスは現地2月4日のワシントン・ウィザーズ戦では、決勝点となる3ポイントプレイも決めて自己最高の44得点。現地6日のクリッパーズ戦で今季初のスターターとなると自己最高を更新する47得点をマーク。この時点で、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がクリーブランド・キャバリアーズ時代に達成した21歳47日、21歳92日に次ぐ2試合連続40点オーバーという記録を作ったのだが、なんと今日も43得点を奪う活躍を見せた。

トーマスは、「本当に超現実的な話だ。この若さで、自分の名前が歴史に残るのがうれしい。敗れてしまったけど、40点というのは聞こえがいい。自分の名前が歴史に残るのはいいことだと思う。若いので自分のハードワークに誇りを持ちたいんだ。だから栄誉を受け入れる。それが一番大事なことです」と自分のハードワークに誇りが持てると、試合後にコメントしている。

3Qまでで30得点。81-87として4Qを迎えるとネッツはすぐに2桁差にされてしまう。残り8分35秒にコートに入ったトーマスは、残り1分半から本領を発揮。フリースロー8本、クイックネスを生かしてレイアップを2本成功と連続得点をあげ、残り7.7秒で111-112と1点差に迫る。さらに残り4.1秒にもフリースローを1本決めて2本目は意図的に外したものの、リバウンドを奪うことはできず。ディアンドレ・エイトン(サンズ)が最後にフリースローを2本沈められて112-116で敗戦となった。なお渡邊雄太はこの試合は、欠場している。

結果的にトーマスはこの試合、約39分プレイし、3Pシュート3本成功を含めて43得点(FG11/23)、5リバウンド、3アシスト、1スティール、1ブロックを記録している。

果たして4試合連続40得点はなるか、ネッツの次戦は現地9日(日本時間10日)のホームでのシカゴ・ブルズ戦である。


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: NBA ブルックリン・ネッツキャム・トーマス

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