月刊バスケットボール8月号

Bリーグ

2023.02.07

広島ドラゴンフライズがカイソットと契約合意 - フィリピン代表身長220cmのビッグマン、総合力の高さに期待

©FIBA.WC2023

広島ドラゴンフライズは27日、フィリピン代表でNBA入りの可能性も期待されている身長220cmのビッグマン、カイソットとの契約に合意したことを発表した。


ソットは2017年からの3年間にフィリピンのアンダーカテゴリー代表で5大会30試合に出場し、平均14.0得点、9.8リバウンドのアベレージを残した後、2020年からは同国A代表の一員に選出され、東京2020オリンピック予選(ベオグラード大会)、アジアカップ2021予選、そして現在進行中のワールドカップ2023予選の3大会で計7試合に出場し、平均10.4得点、7.3リバウンドの数字を残している。2002年生まれでまだ20歳の若さだが、実力は一級品だ。

すでにプロとしての場数も踏んでいる。2020-21シーズンには、NBAGリーグで若手育成を目的に組まれたチームであるGリーグ・イグナイトと契約。コロナ禍とフィリピン代表での活動に重点を置いたことからそこでのプレー機会はなかったが、2022-23シーズンを含む直近2シーズンはオーストラリアのNBLで、アデレード・サーティシクサーズの一員としてプレーしている。同リーグ公式サイトを見ると、今シーズンのアベレージは27試合に出場して平均6.8得点、4.5リバウンド、0.8ブロック、フィールドゴール成功率51%。25日のメルボルン・ユナイテッド戦にも出場し、1リバウンドを記録していた。



#11 カイソット(Kai Sotto) 220cm/105kg C
2002 年 5 月 11 日生まれ(フィリピン出身)

☆コメント

 広島ドラゴンフライズでのプレーを楽しみにしています。 B リーグ優勝を目指すドラゴンフライズのシーズンが素晴らしいものになるよう、全力を尽くしたいと思います。この機会を与えてくれた社長と GM に感謝しています。 チームメイト、スタッフ、そしてもちろんファンに会えるのを楽しみにしています。


FIBAワールドカップ2023アジア地区予選で豪快なダンクを決めるソット(写真/©FIBA.WC2023)

クラブ発信のリリースでは、ソットについて岡崎修司GMの言葉として「フィリピンの至宝」との形容と「圧倒的な高さを活かしたペイントエリアでの得点とリバウンドが最大の魅力」という言葉が記されている。加えて岡崎GMは、バスケットボール IQの高さと俊敏な運動能力が広島の速さを生かす攻防にもマッチすると考えたことを獲得の理由に挙げた。

堂リリースによれば、ソットへのオファーはNBL入り以前の早いタイミングで始まっていた。当初はNBAへの挑戦にフォーカスしていたソットの意向を汲み、時間をかけて機会を探ることとなったが、今回環境の変化を望むソット側の意向と、アジア特別枠プレーヤーを新たに望むクラブ側の状況がマッチし、契約合意となった。

ソットの加入により、広島はウィークポイントとされているリバウンド力の向上を含め、総合的な戦力アップが期待できる。エントリーが可能になる時期などは明かされていないが、今シーズンのB1全体の戦況に大きな影響を及ぼす補強となる可能性もありそうだ。



文/柴田 健(月刊バスケットボールWEB) (月刊バスケットボール)

タグ: 広島ドラゴンフライズ

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