NBAラッセルが連続14得点と爆発! ウルブズが見事な逆転で王者を下す
4Q14点差から逆転勝利をもぎ取る
現地2月1日(日本時間2日)、ミネソタ・ティンバーウルブズはホームでゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦。4Q最大14点リードされる展開となったが、ディアンジェロ・ラッセルの連続14得点で差を詰めると、オーバータイムに持ち込んで119-114で見事逆転勝利を収めた。
【動画】ラッセルが連続14得点を決めたシーン&今日のハイライトを見る
26勝24敗でウエスト5位のウォリアーズと、27勝26敗で同8位のウルブズの対戦。試合はスティーブ・カーヘッドコーチが「試合の主導権は握っていたのだが…」と語ったように、ウォリアーズのペースで進んでいた。3Q終了時点で93-82。そして4Q開始直後、ジョナサン・クミンガがフリースロー1本、ドレイモンド・グリーンがレイアップを決めてリードを14点に広げた。
その後、ウルブズはオースティン・リバース、ナズ・リードがシュートを決めて残り10分23秒で11点差とする。ここからラッセルのショーがスタート。残り9分43秒、左コーナーから3Pシュートを沈めると、レイアップ、3Pシュート、3Pシュート、3Pシュートと5本連続シュート成功で14得点を奪う。これで101-102と1点差にし、オーバータイムに持ち込むと、ホームの声援を力に変えて119-114で勝利をもぎ取った。
4Qで14得点、トータルで29得点を活躍したラッセルは「我々はバランスの取れたゲームができた。みんなが勢いを増した」とチームで勝利を掴んだと笑顔。クリス・フィンチHCは「信じられないプレイだったね。チームとしてボールもよく回っていた。特に後半のディフェンスは良かったと思う」と勝利を喜んだ。
敗れたウォリアーズのカーHCは、「相手に(勝利を)プレゼントしてしまったようなものだ。私たちのミスと終盤のもたつきを利用されてしまった」と語っている。
これでウルブズはウエスト6位に上昇。ウォリアーズは同7位となった。とはいえ、ウエストは4位のロサンゼルス・クリッパーズから11位のポートランド・トレイルブレイザーズまで2.5ゲーム差と混沌とした状況にある。オールスター・ブレイク(2月17〜22日)時には、どんな順位になっているだろうか。
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)
タグ: NBA ミネソタ・ティンバーウルブズ