月刊バスケットボール10月号

NBA

2023.02.02

八村塁、背番号28を選んだ理由をオーナーに“コービー&娘ジアーナのため”と語っていた

背番号「28」を選んだもう一つの理由が明らかに


現地1月25日(日本時間26日)、八村塁はロサンゼルス・レイカーズ対サンアントニオ・スパーズ戦でパープル&ゴールドのジャージーをまとってデビューを果たした。背番号は“28”。選んだ理由の一つについて、ジニー・バスオーナーがコービー・ブライアントと娘ジアーナを思ってのチョイスだったと明かした。

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現地1月23日(日本時間24日)、ケンドリック・ナンと将来のドラフト指名権(2023年2巡目、2029年2巡目、2028年は両チームの2巡目指名権交換権)との交換でレイカーズ入りを果たした八村。ワシントン・ウィザーズ時代に付けていた背番号8は、レイカーズではコービー・ブライアントの永久欠番となっているため付けることができず。何番のジャージーを着るかが注目されていたが、結果的に「28」でプレイを続けている。

その理由について自身の名前から、と誕生日(1998年2月8日)からと明かしていたが、現地2月1日に公開されたスティーブン・A・スミス(ESPNなどで活躍するジャーナリスト)氏のポッドキャストにレイカーズのジーニー・バスオーナーが出演し、もう一つの理由について告白。「彼に背番号はもう決めたの? と聞いたら『28を着ます』と返ってきたの。彼は『ジアーナのための2、そしてコービーのための8なんです』と語ってくれたわ」と秘話を明かした。

狙った獲物は必ず仕留めるという意味で“ブラックマンバ(コブラの一種)”との愛称が付けられていたレイカーズのレジェンド、コービー。彼が娘ジアーナらと共に悲劇的な事故死を遂げたのは2020年1月26日のこと。奇しくも八村のレイカーズ・デビューは、事故から満3年を迎える前日のことだった。

亡くなった2人への思いも込めてのプレイ。2試合連続スターターとなっている八村のさらなる活躍に期待したい。

<ジーニー・バスが語るシーン>



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 八村塁 コービー ブライアントロサンゼルス・レイカーズ

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