月刊バスケットボール8月号

NBA

2023.02.01

八村塁、2試合連続スターターで2ダンク、19得点!! レブロンとのコンビもバッチリ

レイカーズの白いジャージーも初披露となった

レブロンの11アシストの内、5本は八村の得点

現地1月31日(日本時間2月1日)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地でニューヨーク・ニックスと対戦。八村塁は2試合連続でスターターとなって約40分プレイし、19得点、9リバウンド、1ブロック、ターンオーバー0と活躍。チームはオーバータイムの末に129-123で勝利した。

【動画】八村塁の豪快なダンク2本&ニックス戦ハイライトをチェック

2試合連続でのスターター、しかも、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスと共に先発となったニックス戦。八村自身にとっても、レイカーズにとってもきっかけになる試合となったかもしれない。

八村の初得点は、そのジェームズのパスを受けてのもの。残り10分15秒、八村は右ウイングでボールをもらうとシュートフェイク後、2ドリブルを入れてプルアップジャンパーを成功させる。続く得点は残り9分強。リバウンドからの早い展開で先頭を走るとジェームズからボールをもらってリバース・レイアップも決める。
そして残り4分35秒にはスティールしたラッセル・ウェストブルックからパスを受けて強烈なボース・ハンドダンク! 3本のシュートを決めて1Q7得点を挙げた。

2Qは左ウイングからの3Pシュート、トップ・オブ・ザ・キーでのジャンプシュートを決めるなどで5得点(いずれもジェームズからのアシスト)。前半で12得点、4リバウンドをマークする。

さらに3Q開始直後、オフェンス・リバウンドで競り合ってレイカーズボールにすると、左コーナーから3Pシュートを成功させる。そして残り7分37秒にはペイントエリアに飛び込んで、デニス・シュローダーからのパスを受けて楽々レイアップ。競った展開の中で追加点を奪っていく。良い流れのまま4Qに入ると、残り7分20秒、ディフェンス・リバウンドからの早い展開で前を走り、ジェームズからパスを受けて強烈なダンク! これで101-96と5点差としたが、試合はオーバータイムに突入する。

その延長では無得点に終わった八村だが、チームにとって大きなブロックを見せる。
123-118とリードする中、残り1分45秒、ニックスのジェイレン・ブランソンがクイックネスを生かしてドライブ。デイビスを抜き去ってオープンとなると、フィンガーロール・レイアップを放つ。ここで左ローポストにいた八村は、ジャンプ一番、そのシュートに触れる。一旦ゴールテンディングとコールされたものの、これがブロックと判定が変わる。ニックスの追加点を防いだレイカーズは、その後、ジェームズ、ウエストブルックが追加点。129-123で勝利を果たした。

八村は1Qに8分57秒、2Qに8分48秒、3Qが8分52秒、4Qで8分49秒とコンスタントに出場。トータルで約40分プレイし、19得点、9リバウンド、1ブロックをマークしている。

この試合、ジェームズは28得点、10リバウンド、11アシスト(内5アシストは八村へのもの)で今季初のトリプル・ダブル。通算アシスト数でスティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか)を抜いて歴代4位となり、歴代最多得点1位まで89得点とした。ロサンゼルス・タイムズ紙は試合後、ジェームズが「我々は良いバスケができた」と語ったと紹介している。

レイカーズの次戦は現地2月3日(日本時間4日)、敵地でのインディアナ・ペイサーズ戦。果たして八村は3試合連続スターターとなるのか。次の試合も楽しみである。


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: NBA 八村塁ロサンゼルス・レイカーズ

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