月刊バスケットボール8月号

府県の新人戦で中高男女アベック優勝!京都精華学園&四日市メリノール学院

写真は昨年のウインターカップより

中高男女で新人戦優勝の快挙!

高校のウインターカップ、そしてU15のJr.ウインターカップから約1か月あまり。

それぞれのカテゴリーではすでに都道府県内の新人戦が行われ、この週末にも多くの地区で決勝戦が終了した。その中で、京都府の京都精華学園と三重県の四日市メリノール学院が快挙を達成している。なんと、中高男女で府県内の新人戦のタイトルを総なめにしたのだ(京都精華学園の中学女子部は京都精華CLUBとしての出場)。

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特に注目したいのは京都精華の高校男子部。決勝リーグではウインターカップベスト8の洛南を71-43で撃破。京都両洋にも80-59で勝利し、最終戦では東山を71-67で破って悲願の初優勝を飾ったのだ。洛南と東山以外のチームが府新人で優勝したのは、洛東高が優勝した1970年以来、実に53年ぶり。

昨年はインターハイ予選で東山にオーバータイムの末敗戦(98-102)、ウインターカップ予選でもベスト4まで勝ち上がるなど着実にステップアップを見せてきた。初の全国出場を果たした昨冬の京都両洋に続いて、府内の歴史を塗り替えるという意味では快挙といえる結果だろう。

2年生チームながら昨年は夏冬ともにあと一歩で全国1勝に迫った

2年生チームながら昨年は夏冬ともにあと一歩で全国1勝に迫ったメリノールの高校男子部


また、四日市メリノール学院についても中学は昨年の全国中学校体育大会(全中)で男女アベック優勝、高校男子部も創部2年目で3年生不在のチームながら夏冬と全国初出場を果たし、ともにあと一歩で全国1勝をつかめる位置までステップアップしてきた。勝負の3年目に大きな期待がかかるチームだ。

中高男女で強化に励み、結果を残した両校は一貫校としてのチーム育成のロールモデルになるような存在だろう。なお、2016年には浜松学院が中高男女で県新人優勝を飾っている。


文/堀内涼(月刊バスケットボール)

タグ: 京都精華学園 四日市メリノール学院新人戦

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