ファウルを「見逃した」、レフェリーがレブロンの4Qラストプレイでのミスを認める

レブロンの4Qラストプレイの写真
試合後、記者の質問に対してレフェリーがミスを認める
現地1月28日(日本時間29日)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地でボストン・セルティックスと対戦。オーバタイムの末に121-125で敗れた。同点で迎えた4Qラストプレイ、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)のシュート時にファウルがコールされなかった件で、レフェリーが試合後、「クルーがそのプレーを見逃した」とミスを認めた。【動画】ジェームズのラストプレイ動画がこちら
105-105で迎えた4Q残り4.1秒、タイムアウト明けのプレイ。ジェームズはトップでボールを受けると、すぐさまドライブしてシュートを放とうとする。その際、セルティックスのジェイソン・テイタムの右手がレブロンの腕に絡んだように見えたがファウルはコールされず。そのままオーバータイムに突入となった。
確実にファウルと思ったからだろう。レブロンはしばらく不満を表すと、最後は四つん這いになって悔しさを堪えていた。もしフリースローを得ていたら、レイカーズが勝利していた可能性は高い。それだけにこのプレイに対して、アメリカはもちろん、日本でもこのノーコールに対してSNSで話題となっていた。
試合後、レフェリーのクルーチーフ、エリック・ルイス氏を取材したのは『ボストン・グローブ』紙のアダム・ヒメルズバック記者。NBAオフィシャルのサイトに掲載されたQ&Aでは“レブロンのドライブで接触があったように見えました。なぜそこでコールがなかったのでしょうか?”と質問すると、ルイス氏は「接触はありましたが、その時、我々はファウルを見ていない。クルーがそのプレーを見逃したのです」とファウルを見逃したことを認めた。
ルイス氏は19シーズン、NBAファイナルでも6試合担当しているベテラン・レフェリーである。
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)