コービー・ブライアントらの事故死から3年、テイタムらが改めて追悼の行動を見せる
悲劇の事故から3年が経過
2020年1月26日は、バスケットボール・ファンにとって忘れることのできない悲しい日である。この日、コービー・ブライアントと娘ジアーナらが悲劇的な事故死を遂げた。現地1月26日で、ちょうど3年となった。
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当日、ブライアント、娘ジアーナ、彼女のバスケットボールチームのメンバー、野球コーチであるジョン・アルトベリなど9人がプライベート・ヘリコプターに搭乗。大会に出場する娘のチームのため、マンバ・スポーツ・アカデミーに向けて離陸したが、午前9時45分ごろ、サウザンドオークスの丘陵地帯に墜落して搭乗全員が死亡となった。
FlightRadar24(フライトトラッカー)によると、ヘリコプターは時速約280キロで飛行しており、墜落現場には機体の破片が広範囲に散乱しているひどい状況だったという。当日は濃霧という状況だったが、パイロットは教官を務めるほどの経験豊富な人物で、特別な飛行許可を取って飛び立っていた。運輸安全委員会は最終的な墜落事故の原因について、亡くなったパイロットの人的要因と断定している。
NBAでは本日、見える形で追悼している選手もいる。カイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)は、“安らかにお眠りください”という文章と事故死した9人の名前をツイート。ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)はパープルの地に24の刺繍が入ったアームバンドを着用してプレイし、デイミオン・リー(フェニックス・サンズ)は、コービーがプリントされたTシャツを着てアリーナ入りしている。また、ロサンゼルス・レイカーズはSNSで2人の写真を投稿し、追悼している。
忘れることはできない悲しみ。だが、コービーという存在に影響を受けたプレイヤーが今、同じようにエキサイティングなプレイを見せている。これもコービーの偉大なる遺産と言っていいのだろう。
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)
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