渡邊雄太は2得点もスクリーンなどで貢献、ネッツが王者ウォリアーズに逆転勝利
ネッツがデュラント離脱後、初の連勝
現地1月22日(日本時間23日)、イースト4位のブルックリン・ネッツは、敵地で前年王者のゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦。カイリー・アービングが38得点と引っ張ると、4Q残り28.5秒にルイス・オニールが決勝3Pシュートを成功。最大17点差をひっくり返して120-116で勝利した。渡邊雄太は2得点に終わったものの、4Q終盤には同点につながるスクリーンをするなど勝利に貢献している。【動画】オニールの決勝3P&勝利後のロッカールームの様子をチェック
イースト4位という好位置をキープしているものの、エースのケビン・デュラントは現地1月7日のマイアミ・ヒート戦で右膝内側側副靱帯をねんざ。以来3勝4敗となっている。この試合、前半はウォリアーズが主導権を握り、72-60としてハーフタイムを迎える。
ホームでは17勝6敗とウエストでは3位タイという強さを誇っているウォリアーズ(ロードでは借金12)に対して、ネッツは3Q、好守を見せると、アービング10得点、ニコラス・クラクストン7得点の活躍などで86-90と4点差まで迫る。しかし、勝負の4Q序盤、ウォリアーズはドレイモンド・グリーン、ジョーダン・プールの活躍などで残り7分強で106-93と13点リードとなる。
苦しい流れとなったネッツだったが、ここでアービングが3Pシュート、プルアップジャンパーと連続得点。さらにクラクストンが3ポイントプレイ、レイアップを決めて点差を詰めると、残り1分52秒、渡邊のスクリーンでオープンとなったジョー・ハリスが左コーナーから3Pシュートを決めて112-112と追いつく。その後、ウォリアーズはケボン・ルーニー、ステフィン・カリーが、ネッツはアービングが追加点を奪って、ウォリアーズの1点リードで残り1分を切る。
そして残り28.5秒、ネッツはアービングがドライブしてディフェンスを引きつけると右ウイングでワイドオープンになっていたオニールにパス。躊躇せず放った3Pシュートは見事ゴールに吸い込まれた。これで118-116とすると、ウォリアーズの得点を防ぎ、120-116で逆転勝利を果たした。
「ワイドオープンになったルイスが、最高の選択だとボールを渡した。彼が決めてくれると信じていたよ」と試合後アービングは、オニールの決勝3Pシュートについて語っている。渡邊は2得点、3リバウンド、1アシストというスタッツだった。
これでデュラント故障後、初の連勝となったネッツ。続く試合は現地26日(日本時間27日)、敵地でのフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦である。
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)
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