安間志織3Pショット2本成功8得点、ベネツィアはセリエA1で6連勝
イタリアの女子プロバスケットボールリーグセリエA1は現地時間1月14・15日に2022-23シーズン第16週(後半戦第3週)の7試合が行われ、安間志織が所属するベネツィア(Umana Reyer Venezia)がラグーザ(Passalacqua Ragusa)とホームのパラスポルト・タリエルチョで対戦、82-74で勝利した。安間はスターターとして出場し、2本の3Pショット成功などによる8得点、6リバウンド、4アシスト、1スティールで勝利に貢献した。
ベネツィアは年明けにアウェイで行われたサッサリ(Dinamo Banco di Sardegna Sassari)とのユーロカッププレーオフ初戦を落としたが、セリエA1ではこれで6連勝。通算成績を14勝2敗(勝ち点28)とし、リーグ3位(勝率では2位タイ)を維持している。主力に故障者が出て厳しい状況ではあるものの、ユーロカップでもサッサリとのシリーズ第2戦に勝って16強入りを決めており、ここにきて層の厚みも感じさせる戦いぶりとなってきた。
セリエA1での安間は、ここまでベネツィアが消化した16試合中12試合に出場し、平均7.1得点、2.8リバウンド、4.6アシスト、1.5スティールのアベレージ。アシストはリーグ2位で個人タイトルを狙える位置だ。
ユーロカップでも全8試合に出場して平均11.8得点、2.9リバウンド、4.9アシストを記録しており、言葉の壁や国内リーグと国際試合を並行して進める過密日程など難しさが伴うイタリアでの最初のシーズンに、まずまずという以上のパフォーマンスを出せている。
©FIBA.EuroCup2022-23
14チームが参戦しているセリエA1のレギュラシーズンは、3月末の第26週まであと10試合。3月上旬の第22週・23週に、前半戦で黒星を喫したリーグ首位のスキオ(Familia Wuber Schio、16戦全勝)と2位のボローニャ(Virtus Segafredo Bologna、14勝2敗)との対戦が立て続けに組まれているが、さらに連係を高めて勝利を重ねながら、そのタイミングを迎えたいところだ。
☆ベネツィアの直近の試合予定
セリエA1第17週 日本時間1月22日(日=イタリア時間21日[土]) @サッサリ(アウェイゲーム)
ユーロカッププレーオフ(ラウンドオブ16) 1月27日(金=イタリア時間26日[木]) @ホロン(Elitzur Holon[イスラエル] アウェイゲーム)
文/柴田 健(月刊バスケットボールWEB) (月刊バスケットボール)