月刊バスケットボール5月号

NBA

2023.01.13

NBA渡邊雄太をFIBAが取材、ワールドカップは「どれだけ成長したかを見せるいい機会になる」

「最高のワールドカップになるように頑張りたい」

現地1月12日、FIBA(国際バスケットボール連盟)はオフィシャルサイトに渡邊雄太(ブルックリン・ネッツ)の記事を掲載。その中で渡邊は、この夏に開催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に向けて「楽しみだ。前回の中国大会(2019年)は全敗だったので、どれだけ成長したかを見せるいい機会になると思うし、準備はできている」と語ったと伝えている。

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FIBAは渡邊がネッツに欠かせないピースとなっていて、チームメイトのカイリー・アービングは「彼は今、世界最高のシューターだ」と評価したと紹介。また学生時代はトップレベルのディフェンス力が特徴だったものの、ステップアップを常に目指してきた結果、今季ではリーグ屈指のシューターとなっていると綴っている。

原稿の中で、渡邊は7位に終わった昨夏の「FIBAアジアカップ2022」について、「代表での役割は、ネッツとはまったく違うけど、早いプレイは役に立っている。今(ネッツで)やっているのは3Pシュート(がメイン)だけど、代表チームでプレイしたことで自信が付いた。ネッツで役割を果たすことができれば、この夏、代表に戻った時に役立つと思うし、素晴らしいことになると思う」とその経験が今につながり、ネッツでやっていることが代表につながると語っている。

さらに、この夏の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に向けて、「超興奮している。昨年の夏、日本でオリンピックが開催されたけど、ファンが一人もいない状態だったんだ。だから、たくさんの日本のファンの前で、特に家族や友達の前でプレイできることは、僕にとって大きな意味がある。最高のワールドカップになるように頑張りたい。とても楽しみだ。前回の中国大会は全敗だったので、どれだけ成長したかを見せるいい機会になると思うし、準備はできている」と活躍する準備ができているとコメント。

また、アジアカップで多くの若手が出場した日本代表チームについて「若い内に国際経験を積むことは重要なんだ。僕は今28歳だけど、18か19の時に代表に入って、そこで国際試合で勝つことがいかに大変かも分かったんだ。数年後、彼ら(若手選手たち)はとてもいい選手になっているはず。このまま続けてほしい」とチームは可能性を秘めていると語っている。

文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)



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