月刊バスケットボール5月号

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2023.01.13

安間志織16得点、5アシストでベネツィアをユーロカップ16強に導く

ベネツィアvsサッサリ第2戦より(写真/©FIBA.EuroCup2022-23)

安間志織が所属するベネツィア(Umana Reyer Venezia)が、日本時間113日(イタリア時間12日)にFIBAユーロカップ2022-23シーズンのプレーオフラウンド1で、サッサリ(Banco di Sardegna Dinamo Sassari)との第2戦に臨み、83-61で勝利した。2試合シリーズで勝敗と総得失点差を競うこのラウンドで7点のビハインドを背負って臨んだベネツィアは、8点差以上で勝利しないとプレーオフ敗退という苦境での一戦。しかし1勝1敗のタイながら総得失点で165-150と15点上回り、ユーロカップの16強入りを決めた。


安間はスターターとしてこの試合に出場し、第1Q序盤から積極果敢なプレーでチームを勢いづけた。開始1分にはスティールからそのまま攻め上がり、ドライビングフローターでこの日最初の得点を奪う。その後も前半に3Pショット2本を成功させ、ベネツィアがハーフタイムまでに46-3016点のリードを積み上げる過程に大きく貢献した。

後半の立ち上がりには相手のプレーメイカー、デボラ・カランジェロと交錯してコートに倒れる場面があったが、その直後にこの試合で3本目となる3Pショットを決め、以降も元気にプレー。点差が20点以上となった第4Qにはペースもしっかりコントロールし、「オーレ、オーレ!」の合唱が響くホームコートで勝利を動かぬものにした。

最終的に安間はフィールドゴール8本中6本成功(3Pショットは4本中3本成功)の16得点、2リバウンド、5アシスト、1スティール。ユーロカップとイタリア国内リーグセリエA1のダブルタイトルへの道における一つの難関を越えることができた。

ベネツィアvsサッサリ第2戦フルゲーム映像(FIBA公式YouTubeチャンネル)

文/柴田 健(月刊バスケットボールWEB) (月刊バスケットボール)

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