月バスWEBが横浜エクセレンスの全面的協力の下、英語に興味がある小学生にチーム所属の外国籍選手との英会話によるインタビューの機会を提供する「ジュニアレポーター・プロジェクト」が、1月7日に横浜武道館で行われた湘南ユナイテッドBCとの試合後に実現。横浜エクセレンスが106-79で勝利した後、センターのライアン・ステファン選手が二人のジュニアレポーターからの質問に応じてくれました。

1月7日の試合でのライアン・ステファン選手は19得点、6リバウンド、3アシスト、1スティールとオールラウンドな活躍で横浜エクセレンスの勝利に貢献していました


今回レポーターを務めてくれたのは、笹沼みりあさん（小学校6年生）と山本大智さん（小学校4年生）。みりあさんは名古屋からバスと新幹線で3時間かけてこの場に来てくれました。地元横浜市内在住の大智さんは前日の試合も会場で観戦し、この日はステファン選手のユニフォームを着ての囲み取材参加です。

まず質問の手が上がったのは大智さんで、自己紹介をしてから「I am nervous now. Do you feel nervous in the game?（僕は今緊張しています。あなたも試合で緊張しますか？）」と質問。208cmのステファン選手は大智さんと目線を合わせて「It’s a good question, Daichi. It depends on the game. Sometimes I feel nervous. Sometimes I try and change my mind-set to feel confident.（いい質問だね、ダイチ。それは試合によるんだ。緊張するときもあって、そんなときはなんとかして気持ちを切り替えて自信をもてるようにするよ）」と答えました。


ステファン選手は自身のユニフォームを着て来場した大智さんからの質問に、体をかがめて目線を合わせながら答えていました

みりあさんとステファン選手のやり取りは、バスケットボールとどのように向き合ってきたかに関する内容でした。最後は、「Is there anything you do to motivate yourself for the matches?（試合に向けてやる気を高めるのに何かしていることはありますか？）」という問いかけに対し、ステファン選手は現在の横浜エクセレンスでの状況を絡めて以下のような回答をしています（抜粋）。

“We have big goals, big dreams to win the championship. So, I do feel a lot of responsibility. It’s a team sport. But I feel like a lot of weight is on my shoulders. So, I want to be the best I can be, hopefully just keep moving forward. I feel like I have still more to give. I’m doing okay. But I want to give more.”
「僕たちには優勝という大きな目標と夢があるので、大きな責任を感じているんだ。チームスポーツでも相当な比重が僕の肩にかかっているから、自分として最高の活躍をして前進していきたいと思うよ。僕はもっとできると思う。今が悪いわけじゃないけれど、もっと貢献したいんだ」


笑顔で取材するみりあさん。プロのビッグマンを前に動じた様子もなく堂々たる英会話インタビューでした

子どもたちからこうした形でインタビューを受けたのは、ステファン選手にとっても初体験とのこと。それだけに楽しい時間だったようで、二人からの質問が終わった後も「これはいいですね！ 僕が子どもだった頃にも誰かがこんな機会を提供してくれたらよかったと思います。ぜひ今後に生かしてほしいです！（It’s cool! I wish when I was a kid somebody gave me this kind of opportunity to do something like this. You know, I hope you take advantage of it!）」とうれしそうに話していました。

月刊バスケットボールWEBを運営する日本文化出版株式会社では、バスケ英語読本『ボールブタってなんですか？』を2020年に発行するなど、バスケットボールにかかわる人々の英語力習得を助ける企画に力を入れています。これからも様々な機会を作っていくので、今後のご案内にもぜひご注目ください。

☆絵とバスケットボールで楽しむ英語読本『ボールブタってなんですか？』