月刊バスケットボール5月号

中学(U15)

2023.01.05

【Jr.ウインターカップ2022-23】前年王者の兵庫・ゴッド ドアが激戦を制す、延長の末に宮崎・宮崎SUNSに勝利

オーバータイムの末、兵庫・ゴッド ドアが勝利


1月5日、「Jr.ウインターカップ2022-23」(2022年度 第3回全国U15バスケットボール選手権大会)男子2回戦、前回覇者のゴッド ドア(兵庫)と宮崎SUNS(宮崎)が対戦。オーバータイムまでもつれた試合はゴッド ドアが64-61で勝利。3回戦に駒を進めた。

【写真42点】ゴッド ドア×宮崎SUNSフォトギャラリーをチェック

【表】「Jr.ウインターカップ2022-23」男子トーナメント表を紹介

「Jr.ウインターカップ2022-23」大会2日目1/5コート別試合予定(リアルタイム速報あり)

宮崎SUNSは#48染矢愛季がリバウンドから決めて先取点を奪うと、ゴッド ドアは直後に#60山本優斗がバックボードを使ってチーム初得点。その後も両者共にテンポよく攻撃をしていき、宮崎SUNS は#12中西尊良が2P&3Pシュート、#48染矢、#84秋本佳汰のフリースロー、ゴッド ドアは#4常深星良の3Pシュート、#51村井裕之介のフリースローで得点。残り5分で宮崎SUNSの9-7となる。

宮崎SUNSはその後も好守からの早い展開で#11田中瑠偉斗、#84秋本、#33児玉陸が追加点。ゴッド ドアの調子が上がる前にリードを広げていく。残り2分14秒、ゴッド ドアは#51村井がドライブから久しぶりの得点。すると、#60山本もゴール下で決めて点差を詰めたが、宮崎SUNSは終了間際に#48染矢が左ウイングからディープ3Pシュートを成功。18-11として1Qを終えた。

2Q、ゴッド ドアは#24常深の3Pシュートでクォーター初得点。しかし、直後に宮崎SUNS #33児玉が3Pシュートを決め返す。1Q同様にアップテンポな展開となると、宮崎SUNSは#11田中、#33児玉、#48染矢が追加点。すると、残り3分22秒、#48染矢がドライブから決めて29-18と二桁差にする。流れの悪いゴッド ドアは残り2分27秒、#4肥塚琉生が左コーナーから3Pシュートを成功。その後もと得点して点差を詰める。ここで宮崎SUNS は#55小川拓人の3ポイントプレイを決めて再び引き離すが、ゴッド ドアは最後に#60山本、#21野津洸創が連続得点。宮崎SUNSの36-27でハーフタイムを迎えた。

3Q、宮崎SUNSは#11田中の3Pシュート、#48染矢のドライブから追加点。残り6分55秒で43-27とリードを広げる。そしてタイムアウト明け、ゴッド ドアがついに流れを掴む。#24常深、#51村井の連続得点で1桁差まで迫るとクォーター終盤、#24常深の連続3Pシュートなどで1点差として残り1分17秒、#60山本のシュートで48-47と逆転。その後、双方得点して49-49で3Qを終えた。

勝負の4Qは互いにハードな守備を見せて得点が遠い。残り6分、宮崎SUNSは#11田中のシュートでクォーター初得点。さらに残り4分強、#33児玉がレイアップを決めて53-49とする。4点差を追うゴッド ドアは、シュートはことごとくリングに弾かれてしまう。宮崎SUNS#84秋本の追加点で6点差とされる。

残り2分3秒、ゴッド ドアは#21野津のフリースロー1本で4Q初得点。さらにその約30秒後、#60山本がリバウンドから決めて3点差に。その後、宮崎SUNS は#12中西の3Pシュート、ゴッド ドアは#4肥塚の2Pシュートで追加点を奪って宮崎SUNS の59-55で残り1分を迎える。

ゴッド ドアは残り48秒、#60山本の2Pシュートで2点差とすると、残り16秒、#51村井が3Pシュートを決めて60-59と逆転に成功。しかし、宮崎SUNSは残り3.9秒、#11田中がフリースロー1本を決めて同点となってオーバータイムへ。

3分間の延長、宮崎SUNSは#33児玉がフリースロー1本を決めるが、ゴッド ドアは#60山本のシュートで1点リードに。さらに残り1分12秒、#60山本がゴール下で決めて64-61とすると、そのまま勝利をもぎ取った。

続く3回戦では、仙台89ERS U15(宮城)を66-55で下した宇都宮ブレックスU15(栃木)と対戦する。


「Jr.ウインターカップ2022-23」特設ページ(日程・出場校&選手名鑑・トーナメント表)


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)



PICK UP

RELATED