八村 塁、2023年初戦はいきなりゲームハイの26得点 - ウィザーズは上位のバックスを倒して5連勝
八村 塁(ワシントン・ウィザーズ)が、2023年のスタートを最高のパフォーマンスで飾る活躍を見せた。舞台は日本時間1月2日(北米時間1日)に行われた上位のミルウォーキー・バックスとのアウェイゲーム。八村はゲームハイとなる26得点に4リバウンド、3アシスト、1スティールの爆発ぶりで、ウィザーズを118-95の勝利に導いた。
八村はこの試合でもベンチからのスタートだったが、前半だけで16得点、2リバウンド、2アシスト、1スティールを記録。この時点でフィールドゴール8本中6本成功という非常に効率的かつ強烈なパフォーマンスでウィザーズをけん引していた。
最終的にはフィールドゴール18本中11本成功(成功率61.1%、うち3Pショットは5本中3本成功)で、ロングレンジ、ミドルジャンパー、フィジカルなペイントアタックやスピードに乗った速攻からのダンクなど見応えあるオフェンスを披露した。またディフェンス面でもスティールにならなかったパスディフレクションや、マッチアップ相手の正面に立ちはだかるタフなプレーもあり、チームに勢いをもたらした。
これで2桁得点は5試合連続。ウィザーズは八村復帰後の6試合を5勝1敗とし、10連敗を喫した一時の大不振を抜け出した。ウィザーズのチーム成績には、八村不在の試合が3勝13敗に対して八村がプレーした試合が14勝8敗と大きな差がある。もちろん八村以外のスタープレーヤーの欠場なども絡んでの結果だが、これも八村の存在感の大きさを感じさせる数字だ。
試合後、コートサイドでのヒーローインタビューにも呼ばれた八村は、ホリデーシーズンに日本からミルウォーキーを訪れた日本人ファンについて尋ねられ、「とてもありがたいですね。お金をかけてここまで見に来てくれるなんて!(It means a lot. They pay a lot of money to come here and watch the game!)」と笑顔を見せていた。
文/柴田 健(月刊バスケットボールWEB) (月刊バスケットボール)
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