月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.12.31

復帰早々大活躍の八村 塁 – ウィザーズは八村復帰後4勝1敗で巻き返し中

右足首の骨挫傷による16試合連続欠場のブランクを抜け出した八村 塁が、いきなりワシントン・ウィザーズの巻き返しに大きく貢献する活躍を見せている。日本時間1223日(北米時間22日)のユタ・ジャズとのアウェイゲームで八村が戦列に戻った後、そこまでの直近11試合で110敗と振るわなかったウィザーズが、以降5試合を41敗として息を吹き返してきた。


八村個人としても復帰後は欠場以前にも増してシュートタッチが良く、フィジカルなオフェンスで優位な状況を作っては持ち味の得点力を発揮している。今シーズンのアベレージは平均13.0得点、フィールドゴール成功率51.4%、3P成功率32.1%、フリースロー成功率78.3%、4.9リバウンド、1.4アシスト、0.7スティールに0.2ブロック。しかし復帰後の5試合では特にミドルレンジとペイントでの得点力が明らかに上昇。日本時間29日(北米時間28日)のフェニックス・サンズ戦ではキャリアハイに並ぶ30得点も記録し、その5試合では平均17.8得点、フィールドゴール成功率60.7%、さらにフリースローも88.2%と数字を向上させている。

ルーキー契約最終年を迎え、シーズン終了後に制限付きフリーエージェントとなる八村にはトレードのウワサもあるが、この活躍ぶりはいずれにしても価値を高めることにつながりそうだ。

ウィザーズは日本時間31日(北米時間30日)のオーランド・マジック戦に119-100で勝利した時点で通算成績が1621敗(勝率.432)。イースタンカンファレンスの12位となっている。

文/柴田 健(月刊バスケットボールWEB) (月刊バスケットボール)

タグ: 八村塁 ワシントン・ウィザーズ

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