福岡第一が3年ぶり9回目の決勝進出

12月28日、「SoftBank ウインターカップ2022(令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会)」大会6日目男子準決勝、インターハイ、U18日清食品トップリーグと制し、3冠を狙う福岡第一(福岡[1])と中部大第一(愛知[1])が対戦。3Q終盤にリードを作った福岡第一が76-64で勝利し、3年ぶり9回目の決勝進出を決めた。

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まず中部大第一は#7小田晟のフローターで先取点。福岡第一はスティールから#29城戸賢心が速攻を決めると、直後に3Pシュートも成功させる。さらに#45ニャン アマドゥ マクターがフリースローとなるが入らず。中部大第一はリバウンドからの早い展開で#7小田がまたも得点。さらに準決勝の立て役者#4小澤飛悠がフリースローを成功。残り7分で6-5とする。これまでの戦いを考えるとオフェンスのペースが遅めな福岡第一は#29城戸がペリメーターから得点。逆転するが中部大第一は#4小澤のフリースロー1を成功。残り5分で7-7とする。

その後、福岡第一は残り4分14秒に#8轟琉維がこの試合初得点。しかし、中部大第一者#6下山瑛司がすぐに決め返すと、#7小田、#3小澤が立て続けに決める。それでも福岡第一は慌てない。すぐに#17崎濱秀斗、#29城戸がシュートを決めると、残り42秒、#17崎濱が3Pシュート、そして#29城戸(1Q11得点)のブザービーターで18-15として1Qを終えた。

2Q開始直後、中部大第一は#5坂本康成がターンアラウンド・シュートで1点差にする。その後、福岡第一は#17崎濱、#87ムスタファ ンバアイが、中部大第一は#3小澤、#6下山が得点。残り7分で22-22となる。その直後、中部大第一は#15トウレ サリウ、#3小澤が得点。残り6分で27-22と5点差を作る。
約3分間、得点が止まっていた福岡第一はタイムアウト明け、ディフェンス強度の上げると残り5分を切ってから#8轟が3連続得点。残り3分を切ったところで28-28と追いつく。さらに残り1分32秒、#52小田健太が3Pシュートで逆転するが。しかし、中部大第一は#3小澤がすぐに2Pシュートを決め返す。残り3.3秒、#6下山がフリースローを決めて32-32。同点でハーフタイムを迎えた。

3Q初得点は福岡第一。残り8分10秒に、#8轟がフローターを決める。しかし、直後にファウル3つとなり、ベンチに下がる。すると中部大第一は#3小澤が活躍。フリースローにブロック、そして#7小田の得点をアシストと良い形を見せて36-34とする。ここで福岡第一は#52小田が3ポイントプレイ。続けて#17崎濱の3Pシュート、#29城戸が3ポイントプレイ。一気に45-36とリードを作る。ここでタイムアウトを取った中部大第一は#5坂本の3Pシュート、#3小沢の連続得点で残り4分で43-45と2点差にする。

その後、福岡第一は#29城戸、#8轟が追加点を奪う。中部大第一は#5坂本が3Pシュートを決め返したが、福岡第一は終了間際に#87ンバアイのダンク、#17崎濱のフローターで得点。58-46と点差を広げて4Qを迎えた。

12点差を追っての4Q、常田健コーチから奮起を促す声をかけられた中部大第一は、開始直後に#7小田がシュートで得点。しかし、勢いに乗る福岡第一#17崎濱、#8轟がシュートを決めて残り8分18秒で64-48とする。

準決勝は4Q大逆転勝利を果たした中部大第一は、残り7分半に#7小田、その30秒後に#5坂本が得点して11点差に縮める。しかし、福岡第一は#8轟、#29城戸が着実にシュートを沈め、残り6分で69-53とする。あきらめず必死のディフェンスを見せる中部大第一は残り4分41秒に#5坂本が3Pシュートを成功。望みをつなぐが、福岡第一は#17崎濱がディープ3Pシュートを成功。さらに#8轟がフリースローを決めて点差を広げる。

残り1分22秒、中部大第一は#3小澤が3Pシュート。直後に#5坂本がスティールすると、リバウンドから得点。さらにプレッシャーをかけてターンオーバーを引き出すと残り23秒に#3小澤が3Pシュート。最後まで集中力を切らさない。しかし、頑張りもここまで。福岡第一が76-64で勝利し、3年ぶり9回目の決勝進出を決めた。明日の決勝では、このあと行われる藤枝明誠(静岡)対開志国際(新潟[1])の勝者と対戦する。


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文／広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)