中部大第一4年ぶり3回目の準決勝進出

12月27日、「SoftBank ウインターカップ2022(令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会)」大会5日目男子準々決勝、洛南(京都[1])と中部大第一(愛知[1])が対戦。4Q残り25.7秒、#4小澤飛悠のシュートで逆転した中部大第一が73-71で勝利、4年ぶり3回目の準決勝進出を決めた。

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まず先取点を奪ったのは洛南。#4西村渉が右ウイングから3Pシュートを決めると中部大第一は直後に#4小澤飛悠が3Pシュートを決め返す。さらに洛南は#6三浦健一、#10井上涼雅が、中部大第一は#7小田晟、#9住吉大和が得点。残り6分半で洛南の10-8と互いにシュートを決め合う序盤となる。

中盤、洛南が#5星川開聖、#8辻永遠の3Pシュートで追加点を奪うのに対して、中部大第一は#6下山瑛司、#9住吉、#7小田が2Pシュートを成功。点差が付くことなく進んでいくと、中部大第一は#5坂本康成、#8ンベイエ ムハメドが、洛南は#5星川が得点。最後、#6下山がブザービーターを決めて中部大第一の25-22で1Qを終えた。

2Q、中部大第一は#4小澤飛悠のフリースロー、#8ムハメドのシュートで得点。洛南は#8辻、#7天野が得点するが、中部大第一は#7小田、#5坂本康成が3Pシュート。残り7分を切ったところで35-27とする。その後、洛南は#5星川のミドルシュート、#7天野の3Pシュートなどで3点差としたが、中部大第一は#4小澤がすぐに決め、着実に得点していく。

決めたら決め返す、そんな展開が続く。クォーター終盤、中部大第一は#4小澤、#7小田、#8ムハメドが得点するが、洛南も#6三浦、#9後藤亘貴、#7天野が決め返し、中部大第一の44-43でハーフタイムを迎えた。

3Q、まず中部大第一#6下山がハイポストから決めたが、洛南は#10井上の3Pシュートでクォーター初得点を奪うと、#5星川の連続得点。残り6分57秒で50-48と逆転する。
その後、洛南は#8辻の3Pシュートで7点差とするが、中部大第一はゾーン・ディフェンスが奏功。しかし、なかなか得点につながらない。

残り2分強、中部大第一は#9住吉が右ウイングから3Pシュートを決めると、#7小田がリバウンドから決めて点差を縮めようとするが、洛南は#5星川のフリースロー、#6三浦の3Pシュートを決める。中部大第一は終了間際、#9住吉が3Pシュートを決めたが、洛南の64-58で3Qを終えた。

4Q、洛南は#7天野のシュートで8点差に。しかし、ターンオーバーが続いて二桁差にできない。中部大第一は#15トウレ サリウのフリースリースローで60-66とすると、連続して24秒バイオレーションを奪うなど好ディフェンスを見せる。しかし、得点につながらない。すると残り6分25秒、洛南#5星川が右コーナーから3Pシュートを決めて69-60に。そして残り5分31秒、#4西村のアシストから#6三浦がゴール下で決めて71-60と二桁差に。

差を詰めたい中部大第一は、残り5分8秒、#6下山がトップから3Pシュート。直後にスティールから#6下山がもう1本決めて66-71と5点差に詰める。残り5分半から得点が止まっている洛南は、時間をかけて攻撃していくがシュートは決まらず。中部大第一は残り1分17秒、#15サリウのレイアップで3点差にすると、残り55.7秒、#7小田がフリースロー2本を決めて70-71と1点差にする。

中部大第一は残り39秒、洛南から8秒バイオレーションを引き出すと残り25.7秒、#4小澤がローポストからシュートを決めてついに逆転。直後のオフェンス、洛南は#5星川に渡すが、残り13.4秒、オフェンス・ファウルをコールされる。そして洛南はファウルゲームを展開。中部大第一#5坂本はフリースロー2本共失敗するが、リバウンド争いで洛南がファウル。#5坂本はフリースロー1本目を外すが、2本目を入れる。

洛南は最後、#8辻がドライブを試みるが得点ならず。中部大第一が73-71で勝利、4年ぶり3回目の準決勝進出を決めた。明日の準決勝では、帝京長岡(新潟[2])を下した福岡第一(福岡[1])と対戦する。


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文／広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)