月刊バスケットボール1月号

【ウインターカップ2022】京都精華学園が2冠に王手! 東海大付福岡の攻撃を防いで2年連続2度目の決勝進出

京都精華学園が2年連続2度目の決勝進出

12月27日、「SoftBank ウインターカップ2022(令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会)」大会5日目女子準決勝、前回準優勝でインターハイでは日本一となっている京都精華学園(京都[1])とインターハイ3位の東海大付福岡(福岡[1])が対戦。1Q作ったリードを守った京都精華学園が70-47で勝利。2年連続2度目の決勝進出を決めた。決勝では、この後行われる札幌山の手(北海道[1])対岐阜女(岐阜)の勝者と対戦する。

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先取点を奪ったのは京都精華学園。ドライブから#5柴田柑菜がフローターを決める。東海大付福岡は立ち上がり、相手の好守に手間取ってシュートが決まらず。#18桃井優の連続得点、#13堀内桜花のドライブで京都精華学園が残り7分30秒で8-0とする。東海大付福岡はここでタイムアウトを取るが、京都精華学園の勢いは止まらず。#4イゾジェ ウチェの連続得点で16-0とする。

東海大付福岡の初得点は残り1分25秒。#13稲次菜々子が左ウイングから3Pシュートを決める。さらに#15伊東友莉香がミドルシュートを、終了間際に準々決勝(対東海大付諏訪/長野)では歴代2位の57得点、そして24リバウンドとダブルダブルをマークした#34ファール アミナタがフリースローを決めたものの、京都精華学園は#12八木悠香の追加点で19-7として1Qを終えた。

2Q、巻き返したい東海大付福岡は#34アミナタのアシストで#9赤間静夏、#15伊東が得点。さらに#15伊東が速攻を決めて残り7分半で13-21と迫るが、京都精華学園は#12八木が得点源となって再び2桁差に広げる。

残り6分17秒、東海大付福岡は#34アミナタがこの試合初のシュートを決める。ここから反撃と行きたいところだったが、オフェンスがまたも停滞。京都精華学園は#18桃井、#5柴田のシュートで残り3分半31-15と点差を広げる。
オフェンス・リバウンドを拾っても得点につなげられなかった東海大付福岡は残り2分52秒、セカンドチャンスから#9赤間が3Pシュートを決める。さらに#15伊東も3Pシュートを決めるが、京都精華学園は#15ディマロ ジェシカのシュートで得点を伸ばし、37-21としてハーフタイムを迎えた。

3回戦で桜花学園(愛知[1])を破った際も終始リードされていた東海大付福岡は3Q開始直後、#34アミナタがゴール下でまず得点。さらに桜花学園戦で勝利に導く3Pシュートを決めた#6境さくら、そして#15伊東、#9赤間も得点。残り6分で29-41と差を詰めていく。

しかし、京都精華学園は#5柴田、#13堀内、#12八木の得点でリードを保つ。前半よりもリバウンドが奪えるようになった東海大付福岡は早いテンポのオフェンスも増え、#9赤間、#34アミナタが追加点を奪うものの、京都精華学園は終了間際に#5柴田が3Pシュートを成功。56-37とリードを広げて3Qを終えた。

4Q、京都精華学園は開始直後に#4ウチェが得点。58-37と21点に差を広げる。東海大付福岡は#15伊東、#34アミナタの得点で差を詰めると、その2人で#15ジェシカのターンオーバーを引き出すなど見せ場を作る。その後、#9赤間、#34アミナタの良い形からシュートを決めるが、点差を詰めるには至らず。

京都精華学園はクォーター終盤、ベンチメンバーを投入。東海大付福岡は8秒バイオレーションを奪うなど好守を見せるなど、最後まで戦う姿勢を貫いたが、京都精華学園が70-47で勝利。決勝では、この後行われる札幌山の手(北海道[1])対岐阜女(岐阜)の勝者と対戦する。

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文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

写真=月刊バスケットボール

タグ: ウインターカップ 高校バスケウインターカップ2022

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