月刊バスケットボール5月号

【ウインターカップ2022】激戦を制したのは岐阜女、猛追する大阪薫英女学院を退けて3年ぶり8度目の4強入り

3Q逆転に成功した岐阜女が4強入り


12月26日、「SoftBank ウインターカップ2022(令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会)」大会4日目女子準々決勝、岐阜女(岐阜)とインターハイ準優勝、前回ベスト4の大阪薫英女学院(大阪[1])が対戦。3Qに逆転した岐阜女は猛追する相手を抑えて69-66で勝利。3年ぶり8度目の準決勝進出を決めた。

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岐阜女は#8ジュフ ハディジャトゥに入れて先取点。対する大阪薫英女学院は、キャプテン#4都野七海のフリースローでチーム初得点をあげると、#7島袋椛、#5仲江穂果がゴール近くから連続シュートを決める。序盤から好守が続く大阪薫英女学院は#4都野、#8細川未菜弥と連続して3Pシュート、さらに#7島袋が3ポイントプレイを決めて残り6分31秒で14-2とリードを作る。

離されたくない岐阜女は#6絈野夏海が右ウイングから3Pシュート。相手の流れを止めると#9川﨑楓佳、#6絈野が連続得点。残り4分で9-14としたが、大阪薫英女学院は#4都野が3Pシュート、フリースロー2本を決めて再び突き放す。クォーター終盤、岐阜女は#9川﨑、#8ハディジャトゥがシュートを決めたが、大阪薫英女学院の25-14と2桁差を付けて1Qを終えた。

2Q開始直後、岐阜女は#8ハディジャトゥ、#7平山真穂が得点。大阪薫英女学院は#8細川、#6熊谷のどかが決め返すが、さらに#10林琴美も3ポイントプレイを決めて21-27と差を詰める。
岐阜女はクォーター中盤、#8ハディジャトゥ、#6絈野の連続得点。さらに#9川﨑が決めて27-31と差を詰める。しかし、大阪薫英女学院はここで#6熊谷の3Pシュート。#5仲江、#4都野も続き38-28と再び2桁差に戻す。結局、44-32とリードしてハーフタイムを迎えた。

3Q開始直後、早めに追いつきたい岐阜女は#8ハディジャトゥのインサイド、#6絈野のレイアップで8点差とする。その後も好守を続けると#8ハディジャトゥの2Pシュート、#6絈野の3Pシュートで残り5分で43-46と3点差に迫る。さらに#6絈野のレイアップで1点差にする。
残り8分25秒の#4都野のシュート以来、得点が止まっていた大阪薫英女学院は残り2分42秒、#7平山がミニコーナーから決める。しかし、勢いに乗る岐阜女は#8ハディジャトゥの得点で迫ると残り1分35秒、#6絈野のレイアップで49-48とついに逆転。その後、大阪薫英女学院は#4都野の3Pシュート、岐阜女は#6絈野の3Pシュートをそれぞれ成功。3Q 20-7というランを見せた岐阜女が52-51で3Qを終えた。

勝負の4Q、岐阜女は#9川﨑、#6絈野、#8ハディジャトゥが得点。大阪薫英女学院#7島袋も決めるが、残り8分を切ったところで、岐阜女が58-53とした。差を詰めたい大阪薫英女学院は#7島袋、#4都野の連続得点、残り6分半で1点差に迫るが、あと1点が遠い。残り4分9秒、岐阜女#9木本はフリースロー2本を成功。60-57とする。

得点が止まった大阪薫英女学院は残り3分45秒、#4都野がフローターを決めて1点差にするが、直後に痛いファウルアウト。ここで岐阜女#8ハディジャトゥ、#6絈野が連続得点。残り2分23秒で65-59とする。

残り1分47秒、大阪薫英女学院は#7島袋が右ウイングから3Pシュート。3点差に迫るが、直後に岐阜女#8ハディジャトゥに連続得点。それでも、またも#7島袋が決めると残り35.1秒、#6熊谷がレイアップで大阪薫英女学院の66-68に。しかし、残り16秒、岐阜女#9木本がフリースロー1本を決めて69-66とする。3点差を追ってのラストオフェンス、大阪薫英女学院は#7島袋が右コーナーから3Pシュートを放ったが、リングに弾かれ、岐阜女が69-66で勝利。準決勝では千葉経済大学附属(千葉①)を下した札幌山の手(北海道①)と対戦する。

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文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

写真=月刊バスケットボール

タグ: 高校バスケ ウインターカップ2022

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