3Q、リードを作った岐阜女が準々決勝進出

12月25日、「SoftBank ウインターカップ2022(令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会)」大会3日目女子3回戦、柴田学園大附柴田学園(青森[1])と岐阜女(岐阜)が対戦。3Qリードを作った岐阜女が74-62で勝利し、2年連続の8強入りを決めた。続く準々決勝では倉敷翠松(岡山)を下した大阪薫英女学院(大阪[1])と対戦する。

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岐阜女は#8ジュフ ハディジャトゥのインサイドで先取点を奪うと柴田学園大附柴田学園(以下柴田学園)の攻撃を凌ぎながら、#6絈野夏海の3Pシュートで5-0とする。柴田学園は残り6分44秒、#5石田侑真のフリースローでチーム初得点。さらに#11直町紗江も決めるが、岐阜女は#6絈野の3Pシュート、#5浅野由衣のミドルシュートで10-4とした。

早めに追いつきたい柴田学園は#6佐々木杏花のフリースロー、#5石田の3ポイントプレイと連続得点。残り5分強で9-10と1点差にする。その後はしばらくスコアが動かなかったが、クォーター終盤、#10工藤すみれがゴール下で決めると、#8田澤潤が左ウイングから3Pシュートを決めて14-10とする。シュートが決まらない岐阜女は#9川﨑楓佳、#11原田倫のフリースローで追加点を奪ったが、柴田学園の14-13で1Qを終えた。

2Q立ち上がり、柴田学園は#6佐々木、#9蒔苗結衣と連続得点。点差を広げたが、岐阜女は#8ハディジャトゥがゴール下で連続得点で追いつくと、さらに#5浅野、#6佐々木が決めて22-18と逆転する。その後、柴田学園は#7秋谷詩の得点、#9蒔苗の3Pシュートで1点差としたが、岐阜女は#8ハディジャトゥの連続得点でリードを守る。

残り2分42秒、柴田学園は#5石田が3Pシュート、その直後に速攻から#15齋藤和が決めて28-26としたが、岐阜女は#7平山真穂がフリースローを決めて同点に。さらにクォーター終盤、#8ハディジャトゥが決めて30-28としてハーフタイムを迎えた。

3Qは岐阜女#8ハディジャトゥのシュートからスタート。さらに#6絈野も決めるが、柴田学園も#7秋谷、#11直町がシュートを沈めて32-34と点差を広げさせない。クォーター中盤、岐阜女#8ハディジャトゥ、#11原田、#6絈野、柴田学園#9蒔苗、#7秋谷がそれぞれ得点と見応えある攻撃が続く。

残り3分で43-40、わずかにリードを保つ岐阜女は、#11原田、#6絈野のフリースロー、そして#8ハディジャトゥの3ポイントプレイで48-40とする。直後に柴田学園は#4古坂みなみがシュートを決めるものの、岐阜女#6絈野がすかさず3Pシュートを成功。さらに#7平山が決めて53-42として3Qを終えた。

4Q、差を詰めたい柴田学園だが、シュートがリングを通過しない。#6絈野、#7平山に決められて残り8分25秒で岐阜女の57-42となる。
その後、柴田学園は#7秋谷のフリースロー、#5石田、#9蒔苗のシュートで点差を詰めるが、岐阜女は7平山、#8ハディジャトゥが着実に得点を重ねてリードを保つ。

柴田学園は残り4分1秒、#5石田が3ポイントプレイ。続けてバックコートからプレッシャーをかけていく。しかし、岐阜女は直後に#6絈野がトップから3Pシュートを決めて残り3分で68-51とする。

最後まで気持ちを前面に出してプレイする柴田学園は、#6佐々木、#7秋谷が追加点を奪って点差を詰めていく。残り39.9秒、#7秋谷がリバウンドから決めて61-71と10点差としたが、追い上げもここまで。岐阜女が74-62で勝利し、2年連続の8強入りを決めた。続く準々決勝では倉敷翠松(岡山)を下した大阪薫英女学院(大阪[1])と対戦する。

文／広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)