月刊バスケットボール6月号

【ウインターカップ2022】八王子学園八王子が2回戦進出、和歌山南陵を下す

いい出だしを切った和歌山南陵だったが、勝ちきれず

2Qに逆転後はリードを保った八王子学園八王子が勝利

12月23日、「SoftBank ウインターカップ2022(令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会)」大会初日、男子1回戦で和歌山南陵(和歌山)と八王子学園八王子(東京[1])が対戦。2Q逆転に成功し、リードを作った八王子学園八王子が77-57で勝利した。2回戦では羽黒(山形)と対戦する。

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和歌山南陵は#5柳沢隼士のシュートで先取点を奪うと、相手の攻撃を凌いで#5柳沢、#6アデツツ デイビット アラバがシュートを決める。八王子は#5ンジャイ ムハマドゥ ムスタファがドライブから決めてチーム先取点を奪うが、残り7分を切ったところで和歌山南陵は8-2とする。

ここでタイムアウトを取った八王子は#11北見凜太朗がミドルレンジから決めると落ち次を取り戻す。続けて#5ムスタファがインサイドから決めて2点差とすると、和歌山南陵はすぐにキャプテンの#4加藤真央が3Pシュート。再び放された八王子#11北見も3Pシュートを決め返すなど、見応えある攻防が展開される。

残り1分52秒、和歌山南陵#13アリュウ イドリス アブバカがオフェンス・リバウンドから得点。15-10とすると、その後は共にシュートが決まらず、1Qを終えた。

早めに追いつきたい八王子は2Q開始直後、#11北見、#15清水雄太のジャンプシュートで1点差にすると、残り8分48秒、#5ムスタファがフリースローを決めて15-15と同点に。その後、共に点数が動かなかったが、残り6分30秒、八王子は#9粟田光の3Pシュートで逆転に成功。さらに#5ムスタファの連続得点、#9粟田のレイアップと続けて26-17と一気にリードを作る。

悪い流れの和歌山南陵は#13アブバカが豪快なダンクを披露。チームを盛り上げるが、得点が続かない。八王子は#5ムスタファ、#9粟田の得点で突き放すと残り2分43秒、#6菅野希一が体勢を崩しながら決めて30-19と2ケタ差にする。残り30秒、和歌山南陵は#6アデツツがオフェンス・リバウンドから決めるが、八王子の32-21でハーフタイムを迎えた。

3Q、初得点は八王子。インサイドでオープンとなっていた#15清水が決める。和歌山南陵は#6アデツツがすぐに決め返したが、八王子は#5ムスタファが連続得点。残り6分51秒で38-23とする。
クォーター中盤、一旦10点差まで迫るも再び突き放されるなど和歌山南陵にとっては苦しい時間が続いたが、#4加藤、#5柳沢の活躍で残り1分半には39-46とした。八王子は終盤、#5ムスタファが3ポイントプレイを決めるなで50-39として3Qを終えた。

4Q序盤、八王子は#5ムスタファ、#9粟田、#15清水、#13吉田が得点。残り7分52秒で58-41とする。たまらずタイムアウトを取った和歌山南陵だが、立て直すことができない。

クォーター中盤、#6アデツツは早い展開から3ポイントプレイを決めると、#4加藤が左ウイングから3Pシュートを成功。さらにバックコートからプレッシャーをかけてターンオーバーを引き出すなど、和歌山南陵が仕掛けていく。しかし点数が縮まらない。

残り数分、しっかり時間を使いながらセットオフェンスを組み立て#6菅野が3Pシュートを決めるなど点数を重ねていった八王子が77-57で勝利。2回戦ではオーバータイムの末、四日市メリノール学院(三重)を下した羽黒(山形)と対戦する。

文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)


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写真=月刊バスケットボール

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