月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.12.22

渡邊雄太、3Pショット2本にダンク1本で8得点 - 堅調を維持してネッツの快勝に貢献

渡邊雄太が所属するブルックリン・ネッツが日本時間12月22日(北米時間21日)にホームのバークレイズ・センターでゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦し、143-109の快勝を手にした。渡邊は前半の3Pショット2本とダンク1本成功により8得点。リバウンドも2本つかんで勝利に貢献している。

ネッツは前半にフランチャイズとしてのハーフタイムまでの最高得点記録を更新する大量91得点を奪い、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、アンドリュー・ウィギンズらが出場しなかったウォリアーズを圧倒。ユニフォームを着た全員が得点を記録(うち9人が2桁得点を記録)する猛攻だった。

渡邊は今シーズン、この試合を含む19試合に出場して平均8.1得点、フィールドゴール成功率56.4%、3P成功率53.4%、フリースロー成功率69.2%、3.1リバウンド、1.1アシスト、0.4スティール、0.5ブロックというアベレージ。このうち得点、フィールドゴール成功率、3P成功率、スティール、ブロックはキャリアハイのペースだ。

特に3Pショットはリーグトップクラスの好成績を維持している。58本中31本成功の現状は、規定成功数(通年82本、1試合当たり1本成功の換算で、ネッツの場合この試合を終えた時点で32本)まであと1本。仮に次の試合で2本以上成功できた場合にはその時点で規定に達するが、故障から復帰した後の5試合でも16本中7本成功(成功率43.8%)とハイレベルな数値を維持しており、公式ランキングのトップ争いに再び名乗りを上げる可能性がある。

ネッツは7連勝。直近の12試合が11勝1敗と絶好調だ。この試合を終えた段階で通算成績は20勝12敗(勝率.625)まで向上し、現在イースタンカンファレンス4位につけている。次戦は日本時間24日(土=北米時間23日)にこの日と同じバークレイズ・センターに現在同カンファレンス首位のミルウォーキー・バックス(22勝9敗、勝率.710)を迎えてのビッグゲームだ。

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)

PICK UP

RELATED