月刊バスケットボール6月号

帝京長岡高ハッサン選手が母国にシューズやボールなどを寄付「私は祖国を助けたいだけです」

母国の子どもたちのために立ち上がった帝京長岡高ハッサン選手

12月23日の開幕が迫る高校バスケの祭典「ウインターカップ2022 令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会」。その前回大会で準優勝となっている帝京長岡高(新潟)のジブリン ハッサン スレイマン選手が、母国ナイジェリア・ミーナにある出身クラブにバスケットボールシューズやボールなどを寄付する慈善活動を行った。

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ミーナはナイジェリア中央部にあるナイジャ州の州都。AHMADU BAHAGO SECONDARYの出身であるハッサン選手は、「私は祖国を助けたいだけです。アフリカには私のようにバスケットボールをする子供たちが多くいます。ですがバスケットボールをするための靴がないという現実が本当にたくさんあります。彼らは遊びたいのに遊ぶのに適した靴がない。なので僕は、これからももっと祖国へ送りたいと思っています」と祖国の子供たちを助けるために行動したと語っている。

この模様を動画にして自身のSNSにも発信しているハッサン選手は、投稿に「#Thank you Teikyo Nagaoka, thank you timeout4afica...」と綴っている。今回の寄付は所属する帝京長岡高と現地の学校にバスケットボールシューズを送る活動をしている「タイムアウト4アフリカ」の協力によって行われたようだ。

今回の寄付によって、より大きく成長していく選手も少なくないはず。ハッサン選手が行った母国の子どもたちを思っての行動を讃えたい。

文/広瀬俊夫(月バス.com)



本人帝京

タグ: 高校バスケ 帝京長岡

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