月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.11.28

NBA渡邊雄太の同僚カリーが3Pシュート7本成功と爆発、ネッツが10勝目を挙げる

 

【セス・カリーが3Pシュート7本と爆発!】

 

現地11月27日(日本時間28日)、ブルックリン・ネッツはホームでポートランド・トレイルブレイザーズに111-97で勝利。渡邊雄太は右ハムストリングの問題で欠場となったが、セス・カリーが3Pシュート7本を決めて29得点と活躍し、チームの今季10勝目(11敗)に貢献した。

 

【動画】3Pシュート7本成功セス・カリーのハイライトをチェック

 

シーズン前にはエースのケビン・デュラントがトレードを要求。さらに開幕早々、ヘッドコーチがスティーブ・ナッシュからジャック・ボーンに変更。カイリー・アービングは反ユダヤの映画をSNSに掲載した経緯もあって出場停止処分を科されるなど、何かと落ち着かないネッツだが、渡邊の活躍などもあって試合前の時点で9勝11敗(イースト10位)と踏ん張っている。

 

そして迎えたホームでのブレイザーズ戦、カギを握ったのはベンチから出場のカリーだった。1Q残り6分53秒にカリーがコートに入ると、3Pシュート3本を沈めて9得点。31-24とリードを作って2Qを迎えると、ハーフタイムまでにさらに1本3Pシュートを決める。

 

3Qはプレイタイムが2分18秒と短かったこともあってフィールドゴール1本のみとなったが、勝負の4Qはスタートから出場。残り9分58秒、速攻でベン・シモンズのパスをコーナーで受けて3Pシュートを決めて87-83とする。その約40秒後、ドライビングレイアップを決めると、残り8分44秒、残り6分45秒にも3Pシュートを決めてリードを広げ、勝利に貢献した。

 

デュラント(31得点)に次ぐ得点をマークしたカリーは試合後、「いいショットを打てば、高い確率で決められるといつも感じているんだ。オフェンスの流れがとても良かった。試合開始から、みんなが私のオープンでいるのを見つけてくれて、とてもいい感じでアグレッシブにプレーできたよ」とみんなのおかげとチームメイトに感謝した。

 

ステフィン・カリーの弟(デル・カリー/元シャーロット・ホーネッツの息子でもある)として知られるセスは、2013-14シーズンにドラフト外でNBA入り。8年間で9チームを経験し、キャリアでの3Pシュート成功率は43.9%(1718本試投755成功、11月27日終了時点)と、スティーブ・カー(45.4%、元シカゴ・ブルズ、現ウォリアーズHC)、ヒューバート・デイビス(44.1%、元ネッツ)に次いでNBA史上3位と高い数字をマークしている。

 

文/広瀬俊夫(月バス.com)

 



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