月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.11.28

NBAレイカーズがスパーズに勝利、ウエストブルックは流血トラブルも最後までプレー

 

【流血のウエストブルックは大事に至らず】

 

現地11月26日(日本時間27日)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地でサンアントニオ・スパーズに143-138で勝利。その3Q、ラッセル・ウエストブルックが接触プレーで頭部から流血するというトラブルがあったものの、止血をしてプレーを続け、11得点、7リバウンド、6アシストと勝利に貢献した。

 

【動画】ウエストブルックの流血シーンがこちら

 

開幕5連敗を喫したのち2連勝したものの、直後のユタ・ジャズ戦からまたも5連敗。2勝10敗というスタートになったレイカーズだったが、直近5試合を4勝1敗(合計6勝11敗)として迎えたスパーズ戦。2Qにレブロン・ジェームズの13得点、デニス・シュルーダーの11得点の活躍もあって70-68でハーフタイムを迎えると3Qで106-97とリードを作って勝利した。

 

ウエストブルックの流血シーンは3Q残り2分強のところ、オースティン・リーブスからジェームズを経てゴール下でオープンとなっていたウエストブルックにパスが渡る。すぐさまシュートしようとしたが、ザック・コリンズ(スパーズ)にブロックされてしまう。

 

それでもリバウンドを奪ったウエストブルックは、ポンプフェイクを入れて再びシュートを試みるが、フェイクに引っかかって飛んでいたコリンズの腕が真上から降ってくるような形となって接触し転倒。これで流血したウエストブルックはすぐに立ち上がってコリンズに詰め寄った。一連のプレーで、スパーズのコリンズにはフレグラント2となって退場に。詰め寄ったウエストブルックにもテクニカルファウルがコールされている。

 

コリンズは「サンアントニオエクスプレスニュース」の取材に対して「ポンプフェイクに対して飛んでしまった。あの状況では3Pプレーにしないことが最善。だからシュートできないように彼の腕を叩こうと思ったが、ヒジが顔に当たってしまったんだ」とコメントしている。

 

ちなみにレイカーズはこの日、アンソニー・デイビスが左ふくらはぎの問題で欠場したものの、現地29日のインディアナ・ペイサーズ戦で復帰となる模様。このまま、上昇気流に乗っていくか、レイカーズの戦いに注目である。

 

文/広瀬俊夫(月バス.com)

 



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