月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.11.18

NBAが“開幕1ヵ月のサプライズ”を特集、「ウォリアーズの不振」、「得点力が昨季より高い」

ウォリアーズはまさかの開幕ロード8連敗というスタートに

 

【ウォリアーズの不振ほか、スタッフライターによる“驚き”を特集】

 

10月18日のレギュラーシーズン開幕から1ヵ月が経過。NBAはオフィシャルサイトで、スタッフライターによる「開幕1ヵ月のサプライズ」について特集している。

 

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スティーブ・アッシュバーナー氏がピックアップしたのは「セルティックスの頑張り」。ネッツとレイカーズの崩壊もあるが、と前置きしたうえで、昨季のイースト王者は率いていたヘッドコーチ、イメイ・ウドカはチームの女性スタッフとの不適切な関係が発覚。9月に2022-23シーズン全休の処分を科され、ジョー・マズーラが急きょヘッドコーチとなった。さらにダニーロ・ガリナーリ、ロバート・ウィリアムズⅢが故障中というハンディがありながら、リーグNo.1の12勝3敗(勝率.800)を残していると主張。ヘッドコーチ交代という土台を揺るがすような打撃があったにもかかわらず、それは驚きだと綴っている。

 

続いてブライン・マーティン氏があげたのが選手、チームの「得点力」の向上。現在、平均30得点以上をマークしているのが、ルカ・ドンチッチ(マーベリックス/平均34.4得点)以下7選手いるのだが、昨季1ヵ月消化時点では1人もいなかったという(カリーの平均28.7得点がトップだった)。さらにこの30日間のチームの平均得点が、「112.7」と高くなっていると語っている。昨季の月別リーグ平均得点は[10月]107.4、[11月]107.2、[12月]109.3、[1月]110.2、[2月]112.7、[3月]113.7、[4月]115.7なので2021-22シーズンの4月並みとのこと。例年、シーズンが進むにつれて平均得点は高くなる傾向にあるため、今季がどうなるかは楽しみだと紹介している。

 

そのほかマーク・メディナ氏はウォリアーズの「ロードでの未勝利記録(0勝8敗)を含む、ウォリアーズのスタート(6勝9敗)」、ジョン・シューマン氏は「昨季終盤6勝21敗だったペイサーズが7勝6敗と健闘していること」がサプライズだと挙げた。そして、ショーン・パウエル氏、マイケル・W・ライト氏は「予想していなかったジャズの躍進(10勝6敗でウエスト4位)」をピックアップ。ライト氏は「スパーズのグレッグ・ポポビッチヘッドコーチの弟子であるウィル・ハーディーヘッドコーチがジャズ成功の要因だろう。先発PGマイク・コンリー(35歳)より若い34歳なのに驚きだ」と綴っている。

 

リーグはまだ十数試合を消化したばかり。今後、どんな変化、驚きが起こるのかは楽しみなところ。あなたにとって、最初の1ヵ月の驚きは何だっただろうか!?

 

文/広瀬俊夫(月バス.com)

 



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