月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2018.01.18

松井啓十郎インタビュー(三河)「バスケ上達のためにはボールを持っていない選手の動きを見て」

  1月10日に放送されたマイアミ・ヒート対トロント・ラプターズ戦にゲスト出演した松井啓十郎(シーホース三河)。今季のB.LEAGUEのことなどについて話してもらった。   ――NBAで、中高生にオススメする選手はいますか? 松井「ボールを持っている選手を見るのではなく、ボールを持っていない選手の動きを見る方がバスケが上手くなると思います。ボールを持っていないときにどう動くかを考えたほうが、その選手は伸びるしチームに貢献できると思います。NBAですと、J.J.レディック(シクサーズ)やクレイ・トンプソン(ウォリアーズ)、ウェイン・エリントン(ヒート)。エリントンは、たくさん動いて自分がシュートを打つチャンスを探しながらチームメイトにもちゃんとパスをするという意味では、動き回る選手は重要かなと思います。個人的にはエリック・ゴードン(ヒューストン・ロケッツ)も好きです」   ――B.LEAGUEについてお聞かせください。今シーズンここまで振り返ってみていかがですか? 松井「ケガ人がいる中で、出だしで16連勝とできたのは良かったです。12月は疲れなどで勝てなかった試合が多かったですが、天皇杯を終えて自分たちに不足していることと強みを再確認できました。これから1月が始まった時に、チームとしてその部分をどんどん向上させていくことが大事だと思っています」   ――ご自身、またチームの目標を教えてください。 松井「僕の目標としては、いかにコートに立ってどれだけチームに貢献できるかということです。それが5分で5本の3Pシュート成功なのか、15分出てディフェンスを頑張るのか、その日の試合によって違うと思うのですが、とにかくチームの勝利に貢献することです。チームとしてはリーグ優勝しかないです。そこはスタッフも含めたみんなの共通認識だと思っています」   ――2シーズン目を迎えるB.LEAGUEですが、盛り上がりなど昨年と違うと感じることなどありますか? 松井「さらに盛り上がっているなと感じます。昨年とは違うチームに来たので比べることはできないですけど、三河のファンの応援はすごいですね」   ――会場まで見に来てくれるファンの方に自分のどんなところ(プレー)を見てほしいですか? 松井「試合に出たときに流れを変えるプレーヤーになりたいです。特にオフェンスでは、『KJが入ってきて、三河に流れがいったな』、というふうな形で応援していただけたらと思います」   インタビュー情報提供/WOWOW http://www.wowow.co.jp/sports/nba/   (月刊バスケットボール)

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