月刊バスケットボール6月号

NBA

2022.11.10

ロシアでグライナーが流刑地に移送と弁護士団が発表、“正確な現在地や最終目的地”は不明

 

【政府はロシア側に交渉を続けていると声明を発表】

 

現地11月8日(日本時間9日)、バスケットボール女子アメリカ代表選手、ブリトニー・グライナーが流刑地に移送されたと弁護団が発表した。今年2月、モスクワの空港で荷物に大麻成分が入ったオイルが見つかったことで勾留され、8月の裁判で9年間の禁錮刑を言い渡されているグライナーは控訴したものの、10月25日に棄却。そして今回の移送となった。

 

【SNS】「体調を心配しています」とWNBAは声明を発表

 

弁護団からは「グライナーは11月4日にイクシャの拘置所から移送されました。彼女は現在、流刑地に向かう途中です。私たちは、彼女の正確な現在地や最終目的地に関する情報を持っていません」と声明が発表されている。

 

この報道を受けてWNBAは「ブリトニー・グライナーの移送のニュースを聞き、私たちはブリットニー・グライナーの体調を心配しています。BGは不当に拘束されており、彼女を家に帰すための活動は続いています」と声明を発表。

 

また、ホワイトハウスは「政府は彼女の解放を確保するためにたゆまぬ努力を続けており、大統領はロシアで逮捕機関に対し、彼女の待遇と流刑地で彼女が耐えなければならない状況を改善するよう説得することを指示しました。不当にアメリカ人を拘束したことについて解決するために重要な提案も行っています。数週間、ロシア側からの誠意ある交渉はありませんが、利用可能なルートを通じてロシア側に可能な方法を提案し続けています」と続けて、交渉を続けていると声明を発表している。

 

文/広瀬俊夫(月バス.com)

 

【SNS】「体調を心配しています」とWNBAは声明を発表



PICK UP