NBAドンチッチが47度目のトリプルダブルを記録して競り勝つ「今夜はとてもうまくいったよ」
【チームメイトを信頼するプレーをキッドHCも称賛】
現地10月27日、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)は、ブルックリン・ネッツ戦で41得点、11リバウンド、14アシストを記録。今季初、キャリア47度目のトリプルダブルで、チームを勝利に導いた。
【動画】41得点、14アシスト、11リバウンド! ドンチッチの活躍をチェック
敵地で行われたネッツ戦、ドンチッチは1Q開始約6分に左エルボー付近から仕掛けてフックシュートでこの試合初得点。その後、レイアップやフリースローなど着実に得点を奪っていき13点を奪ったうえ、3リバウンド、2アシストをマークする。続く2Qはプレイタイムが5分と限られたこともあって6得点、0リバウンド、3アシストに(ここまでで19得点、3リバウンド、5アシスト)。
そして3Q、積極的にシュートを放っていくと15得点、5リバウンド、3アシストをマークすると4Q残り5分48秒、クリスチャン・ウッドの3Pシュートを演出するパスで10アシストを達成。さらに残り31.1秒、ケビン・デュラント(ネッツ)が外したシュートでディフェンス・リバウンドを奪って10本目としてトリプルダブルを達成する。
試合は終盤、シーソーゲームの展開に。4Q残り8.8秒、デュラントに決められて112-112と同点にされてしまう。ラストプレーでドンチッチはゴールにアタックすると、左コーナーでオープンとなっていたレジー・ブロックにパス。決まれば勝利という3Pシュートだったが、リムに弾かれてしまった。そして迎えた5分間のオーバータイム、ドンチッチは開始6秒に右エルボー付近からプルアップジャンバーを決めるなどで4得点。さらに4アシスト、1リバウンドをマークして129-125で今季2勝目に導いた。
ドンチッチは試合後、「これで2勝2敗だ。サンズ戦ではチームとして、うまくいかなかったけど、僕らはそれに取り組み、今夜はとてもうまくいったよ」とチームとして良い内容だったとコメント。
マーベリックスのジェイソン・キッドヘッドコーチは「彼(ドンチッチ)がゲームをコントロールしていた。チームメイトとの信頼関係を尊重し、(4Q)最後のプレーでは、ワイドオープンだったレジーを見つけてパスを出した。なぜ自分で打たなかったんだ? という人もいるかもしれない。でも、あれは彼がいかにチームメイトを信頼しているかの表れだ」とチームメイトを信頼する姿勢について称えている。
文/広瀬俊夫(月バス.com)