マイケル・ジョーダン、NBAデビューから38年。初試合は16得点をあげて勝利
【1984年10月26日にNBAデビューを果たしたMJ】
現地10月26日は、NBAにとって、バスケにとって非常に意味のある日である。38年前のこの日、マイケル・ジョーダンがシカゴ・ブルズでNBAデビューを果たした日なのだ。
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史上最高のプレーヤーと言われるジョーダンは、1984年NBAドラフト1巡目3位指名を受けてブルズ入り。ノースカロライナ大時代、1年生で伝説の“ザ・ショット”でNCAAトーナメント優勝を決め、3年生ではネイスミス賞、ジョン・ウッデン賞とカレッジバスケの年間最優秀選手を受賞。さらにアメリカ代表としてロサンゼルス五輪で金メダル獲得に貢献したものの、1位指名はアキーム・オラジュワン(213cm、ヒューストン・ロケッツ)、2位指名はサム・ブーウィ(216cm、ポートランド・トレイルブレイザーズ)とビッグマンに上位を譲ることになった。
迎えたNBAデビュー戦は、ホームでのワシントン・ブレッツ(現ウィザーズ)戦。ジョーダンは、オーランド・ウードリッジ、エニス・ワトレー、スティーブ・ジョンソン、コールドウェル・ジョーンズと共にスターターで出場する。40分出場し、16得点、6リバウンド、7アシスト、2スティール、4ブロックを記録し、チームは109-93で勝利している。
ジョーダンのスタッツと考えると、少し寂しい数字に思えてしまうかもしれないが、1984-85シーズンを終えみれば全82試合にスターターとして出場し、平均28.2点、6.5リバウンド、5.9アシスト、2.4スティール、0.8ブロックと素晴らしい数字をマークしてルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)を受賞。さらに総得点(2,313得点)でリーグ1位となり、オールNBAセカンドチームにも選ばれている。
ルーキーとしては非の打ちどころがない成績と言えるが、目立ちすぎたゆえか、NBAオールスターゲームでは、意図的にパスを回されない“フリーズアウト”事件にも遭っている。
文/広瀬俊夫(月バス.com)
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