月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.10.25

約6分で22得点! サイモンズの活躍もあってブレイザーズが開幕4連勝

 

【3Pシュート6本連続成功などで3Qに22得点をあげたサイモンズ】

 

現地10月24日、ポートランド・トレイルブレイザーズはホームでデンバー・ナゲッツに135-110で勝利して開幕4連勝を飾った。3Qには、アンファニー・サイモンズが約6分の内に、3Pシュートを6本連続で決めるなど22得点をあげる活躍を披露している。

 

【動画】6本連続3Pシュート成功などサイモンズの3Qのシュートをチェック

 

サクラメント・キングス、フェニックス・サンズ、ロサンゼルス・レイカーズに勝利して開幕3連勝と絶好のスタートを切ったブレイザーズはこの日、ホームのモダ・センターにナゲッツを迎えて対戦。前半はナゲッツがフィールドゴール成功率55.6%とシュートが好調だったこともあって、ブレイザーズは55-61と6点差でハーフタイムを迎えた。

 

そして3Q、サイモンズが爆発する。

残り9分48秒にインバウンズからボールを受けてレイアップを決めると、その45秒後にペリメーターからプルアップ・ジャンバーを沈める。そして残り7分50秒、デイミアン・リラードからのパスを受けて約9mの3Pシュートを決めると、ここからなんと6本連続で3Pシュートを決めて、このクォーターだけで22得点。リラードの9得点などもあってチームはこのクォーターに44得点。99-86と逆転に成功すると、勢いづいたブレイザーズは4Qでも36点をあげて135-110と開幕4連勝を決めた。

 

サイモンズは2018年NBAドラフト1巡目24位指名でブレイザーズ入り。4年目となった昨シーズンは、4試合を跨いで3Pシュート13本連続成功というNBAタイ記録もマークするなど抜群のシュート力を見せて、平均17.3得点と初めてアベレージで2ケタ得点を記録している。

 

しかし、チームは27勝55敗でノースウエスト・ディビジョン4位、ウエスタン・カンファレンス13位に終わってプレイイン・トーナメントにも進むことができず。9年連続のNBAプレイオフ進出を逃してしまった。

 

再びチャンピオン・コンテンダーとなるためにも、23歳のガードにかかる期待は小さくない。今後のサイモンズの活躍も楽しみである。

 

文/広瀬俊夫(月バス.com)

 

 



PICK UP