月刊バスケットボール5月号

中学(U15)

2018.01.07

【全国ジュニアバスケットボール選手権】Pick Up Game(1月7日)

第6回全国ジュニアバスケットボール選手権大会第2日目、決勝トーナメント1回戦で、関東ブロック4位のCONFIANZAと同5位Eagle Nest S”tage(以下、ENS)が対戦。関東では両チームの対戦はなかったが、年末の練習試合では互角の展開を繰り広げている。 1QからCONFIANZAは高さを生かした積極的なオフェンスリバウンドでペースを握ると、13-8とリード。2Qも#0武笠(186㎝)や#27富田(188㎝)らの積極的なリバウンドで30-14と一気に差を広げた。後半も同様の展開でCONFIANZAは最大22点差を付けたが、4Qに息を吹き返したENS。持ち味の激しいディフェンスから#13佐々木などが連続スティール。一時は12点差まで詰め寄った。だが、乗り切れなかった時間帯の長かったENSは、最後まで逆転することはできず。 結局、CONFIANZAが66-45でENSを振り切って決勝トーナメント2回戦へ進出した。 「1試合目の入り方が悪く、なかなか修正できなかったです。確率が悪いシュートで流れが悪くなって、そこから脱するのに時間がかかり過ぎました」と、ENS・池田コーチ。 得点源として期待されたENS#24大久保は、気負いからか本来の力を発揮できず、この試合は8得点に終わった。 「思ったとおりにできず、悔しかったです。練習試合ではやり合うことができたのですが、今回は出だしから自分たちの持ち味を出すことができませんでした。特に、ディフェンス面で声を出すなどの連携がうまく取れなかったと思います。 個人的には、もっとディフェンスに立ち向かって積極的に得点しにいけば良かったです。 あと1本のときに頑張ることができませんでした。高校でも頑張って、将来はプロのプレーヤーになってバスケットボールを続けていきたいです」と、大久保。

オールラウンダーのENS#24大久保 ENSは惜しくも決勝トーナメントで勝つことはできなかったが、池田コーチは「関東リーグ、全国大会の予選リーグで貴重な経験ができましたし、これが来年以降の財産になると思います」と、全国での手応えも感じていた。 ちなみに、関東1位の無限NO LIMITと同6位のHOOPS4HOPEは、残り1分を切ってもどちらが勝つのか分からない展開となったが、最後は52-51で無限NO LIMITが1点差で逃げ切った。 (月刊バスケットボール)

PICK UP