機先を制した千葉&三河が天皇杯決勝へ!
<千葉100‐63京都> 「出だしからタフでアグレッシブなディフェンスをして、自分たちの走るバスケットができた」と試合後にコメントしたのは、千葉ジェッツ#34小野。レギュラーシーズンで3勝1敗と勝ち越している京都ハンナリーズから会心の勝利を得ることができたのはスタートダッシュに成功したからだ。 まず、というか終始、流れをつかんでいたのは千葉。指揮官の大野ヘッドコーチ(HC)が「ディフェンスからトランジションオフェンスにつなげられた」と振り返ったように、守っては“#34スミスにいいポジションを与えない”“3Pシュートをノーマークで打たせない”という試合前の目論見通りに進め、攻めては小野、#11西村、#27石井、#8ライオンズ外角からのシュート、#10チェンバース、#21エドワーズのペイント内へのアタックで着実に加点。前半を終えて50‐27と大きくリードしたことで、勝負は決したと言っていいだろう。 この流れは後半になっても大きく変わることはなく、結局、千葉は100点の大台に乗せての勝利。この時点でまだ決勝の相手は三河と決まっていなかったが、大野HCが「個の力を結集してグループとして戦うことがポイント」と言えば、小野は「チームとしてやりたいことができている」とコメント。天皇杯2連覇に向け弾みをつける勝ち方となった。