月刊バスケットボール6月号

Wリーグ

2018.01.06

皇后杯決勝はJX-ENEOSとデンソーのカードに!

皇后杯は本日、女子準決勝2試合を終えて決勝のカードが決定した。 準決勝第一試合は、5連覇を狙うJX-ENEOSとトヨタ自動車との対戦。前半戦を終えたWリーグでは、首位のJX-ENEOSが唯一黒星を喫した相手がトヨタだっただけに、この一戦にも注目が集まった。   しかし、フタを開けてみると試合は一方的な展開に。#21大﨑、#10渡嘉敷で連続得点を挙げたJX-ENEOSは、ディフェンスでも締まった動きでトヨタのオフェンスをシャットアウト。「出だしから全員が集中してJX-ENEOSのバスケットができました」と、渡嘉敷が振り返るように、1Qを終えて24-9と一気に15点差を付けた。 結局、2Q以降は互角の展開を演じたトヨタだったが、「出だしが大事だったのにJX−ENEOSの選手はリングに向う気持に負けてしまったかなと思います」(#12三好)と、1Qでの差を埋めることができず。三好が3Pシュートで応戦したものの、52-78で敗退した。  

11年連続決勝進出となったJX-ENEOS   もう一方の準決勝、富士通vs.デンソーは4Qまでもつれる試合に。しかし、49-48と富士通が僅か1点リードして迎えた4Qでは、デンソーのエース#8髙田が爆発。21得点を挙げた#12赤穂(さ)も続き、デンソーが一気に富士通を引き離した。このデンソーの得点ペースに富士通は付いていくことができず。最後は62ー76で力尽きた。 「昨日の試合は足が止まり、ターンオーバーが多かったので、その反省と修正をして自分たちのバスケットが勝利につながったと思います」と、勝ったデンソーの髙田は試合を振り返った。   この結果により、明日の女子決勝はJX-ENEOSとデンソーという2年ぶりの顔合わせに。JX−ENEOSは大﨑と渡嘉敷という不動のインサイドコンビを擁するが、デンソーも髙田と赤穂(さ)がおり、さらに3番ポジションではJX-ENEOSは182cmの#52宮澤、デンソーはルーキーで184cmの#88赤穂(ひ)と、明日の決勝は大型選手たちの戦いぶりにも期待がかかる。  

    〜決勝への意気込み〜   JX-ENEOS#10渡嘉敷 「あと40分。この皇后杯に向けてやってきことをしっかり出したいです」   デンソー#8髙田 「技術より気持で負けないように。出だしが大事だと思います」   (月刊バスケットボール)

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