月刊バスケットボール10月号

Bリーグ

2022.10.10

FE名古屋が無傷の4連勝、河村勇揮(横浜BC)が爆発的活躍を披露中 - B1リーグ第2節が終了

 Bリーグの2022-23シーズンは10月9日までに第2節の日程を終え、B1昇格を果たしたばかりのファイティングイーグルス名古屋がリーグで唯一開幕から負けなしの4連勝を飾り、西地区トップとなっている。FE名古屋は開幕節に茨城ロボッツに対し88-79、72-69のスコアで連勝。この週末の第2節に行われた京都ハンナリーズとの2試合シリーズでも、78-66、73-58のスコアで連勝を手にした。

 


ファイティングイーグルス名古屋の得点源、アンドリュー・ランダル。平均20.0得点はリーグ6位の好成績だ(写真/©B.LEAGUE)


東地区首位は秋田ノーザンハピネッツ、中地区首位はサンロッカーズ渋谷で、ともに3勝1敗(勝率.750)の成績。同勝率のチームは両者を含め8チームある。いまだ白星がないのはレバンガ北海道(4敗)のみ。また、昨シーズンの覇者で新任の佐々宜央HCが率いる宇都宮ブレックスは、ここまで1勝3敗(勝率.250)と結果がついてきていない。


個人成績では河村勇揮(横浜ビー・コルセアーズ)が、10.8アシストで同ランキング1位であることに加えて、2.8スティールもジェレミー・ジョーンズ(FE名古屋)と並ぶトップタイ。河村は得点も平均15.5で、ここまでの4試合でダブルダブルのアベレージだ。横浜BCはアウェイでの開幕初戦で広島ドラゴンフライズに96-89で勝利した後、翌日の試合で68-70と1ポゼッション差で敗れ、第2節も島根スサノオマジックを相手に初戦で64-68、GAME2も75-89で黒星を喫し3連敗。ここまでチームとして1勝3敗(勝率.250)の中地区6位で、河村の爆発的な活躍がここまでは十分チームとしての成果につながっていない。

 


河村勇揮の活躍は、日本代表での著しい成長ぶりがBリーグでさらにアップグレードされている感がある(写真/©B.LEAGUE)

 


このほかニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)も24.3得点がリーグ2位、12.3リバウンドがリーグ1位と、2部門でトップ3入りするハイレベルなパフォーマンス。秋田のスタントン・キッドは3P成功率で3位(54.5%)、フリースローがここまでパーフェクトの100%で、こちらも2部門でのトップ3入りしている。

 


川崎ブレイブサンダースは3勝1敗の8チームのうちの一つだが、ニック・ファジーカスは今シーズンも強さの原動力だ(写真/©B.LEAGUE)


秋田は3P成功率で、田口成浩が満田丈太郎(京都)と並ぶトップタイの57.1%。チームとしての3P成功率もリーグで唯一40%越えの41.1%で、平均得点89.3と平均アシスト24.0本もリーグ2位。オフェンスでうまくボールをシェアし、ロングレンジからのシュート力を武器にできていることがうかがえる。

 


田口成浩はここまでの4試合で、3Pショットを21本中12本成功させている(写真/©B.LEAGUE)


中地区首位のサンロッカーズ渋谷は、スティールがリーグで唯一2桁の10.0でトップ。平均87.3得点がリーグ4位、平均21.3アシストもリーグ6位で、攻守の奮闘が好成績につながっている。

 


キャプテンとしてサンロッカーズ渋谷をけん引するベンドラメ礼生。渋谷はチームとして良い滑り出しを見せている(写真/©B.LEAGUE)


(月刊バスケットボール)



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