月刊バスケットボール6月号

林 咲希、ローヤシンも来場、第2回KEIAI杯車いすバスケットボール大会で 関東エリアの4チームが熱戦を展開

 ケイアイスター不動産株式会社(本社/埼玉県本庄市、代表取締役/塙 圭二)が開催する第2回KEIAI杯車いすバスケットボール大会が、8月27日に児玉総合公園体育館(エコーピア)で行われた。出場した関東エリアの4チーム、NO EXCUSE、埼玉ライオンズ、千葉ホークス、パラ神奈川SCには、昨夏の東京2020パラリンピック日本代表も含まれており、抽選で集まった100人に及ぶ観客の前で白熱した試合を展開。決勝ではNO EXCUSE が61-46でパラ神奈川SCを下して優勝した。

 


※撮影時のみマスクを外しています


<第1回戦>
NO EXCUSE 66-56 埼玉ライオンズ
千葉ホークス 58-62 パラ神奈川SC

<3位決定戦>
千葉ホークス 62-59 埼玉ライオンズ

<決勝戦>
NO EXCUSE 61-46 パラ神奈川SC

【最終順位】
優勝 NO EXCUSE
2位 パラ神奈川SC
3位 千葉ホークス
4位 埼玉ライオンズ

【MVP】 森谷幸生(NO EXCUSE)


この大会は、パラスポーツをより身近に感じ、競技に興味を持ってもらうこと、パラスポーツの体験を通して障がいへの理解と選手たちとの交流を深めることを目的として、2020年1月に第1回を開催。今回は約2年ぶり2回目の開催となった。東京2020以降の車いすバスケットボールへの注目度上昇を踏まえ、より多くの方に興味を持ってもらえるようにと抽選で100名の一般観戦者を募集したところ、定員の2倍以上の申し込みがあったという。


当日の開会式には、埼玉県本庄市の吉田信解(よしだ しんげ)市長も出席し、激励の言葉を贈った。また1回戦終了後には、ENEOSサンフラワーズの林 咲希とローヤシンがゲストとして登場。1チーム2名で戦う2on2と3Pコンテストも行われた。


2on2は一般参加者6名と林、ローヤシンそして今大会出場の各チームから2名ずつが参戦。1試合5分のミニゲームトーナメントで、千葉ホークスの川原 凜と林ペアが優勝した。3PコンテストはENEOSの二人と各チーム代表の2名ずつで、1分間に5ヵ所から3Pショットをより多く決めたプレーヤーが優勝というフォーマット。林、香西宏昭(NO EXCUSE)、緋田高大(千葉ホークス)がそれぞれ4本決めタイブレーカーになだれ込む盛り上がりの中、最後の決戦で緋田が勝者となった。

 

 

☆参加チームからのコメント


<NO EXCUSE>


この度は大会を開催してくださり、大変感謝しております。
約2年前、新型コロナウイルスが流行する前の最後の大会がこのKEIAI杯でした。私たちのチームだけでなく、みなさんの記憶にもこの大会は刻まれていると思います。このような思い出のある大会が再開され、優勝できたことを大変うれしく思います! 関係者の皆様、応援してくれた皆様、ありがとうございました。


<埼玉ライオンズ>


この度はKEIAI杯に参加させていただき、ありがとうございました!
毎回、運営される社員の方の熱意をとても感じる大会で、プレーする選手もその熱い気持ちに後押しされて試合をすることができました。
埼玉ライオンズは今回は4位という悔しい結果でしたが、天皇杯に向けてとても貴重な経験になったのではないかと感じております。
次回、開催される際は王座奪還を目指して頑張りますので、また参加できることを楽しみにしております。ありがとうございました。


<千葉ホークス>


第2回KEIAI杯開催お疲れ様でした。社員の方々のパラスポーツの発展に貢献しようという気持ちが凄く伝わる大会でした。
私たちは、大会に参加するだけではなく一緒に大会を盛り上げていきたいと思っております。
次回は、コロナも落ち着き、たくさんの観客が入った会場で開催してほしいと願っております! 大会開催にあたり、たいへん苦労されたと思います。また機会がありましたら、声を掛けて下さい。


<パラ神奈川SC>


第一試合で千葉ホークスさん、決勝戦でNOEXCUSEさんと戦った結果、準優勝という成績を収める事ができました。たくさんの応援ありがとうございました!
今大会で見つかった課題を修正して、さらに皆さんを魅せられるチームになっていきますので引き続き応援よろしくお願いします。


<ENEOSサンフラワーズ>
林 咲希


今回、初めて車いすバスケットボールを間近で見たり、実際にプレーさせていただきました。
細かい技術がたくさん必要なんだなと感じ、試合中の表情や声がけ、気迫などたくさんの魅力を発見できた時間となりました。そして、テレビで応援していた車いすバスケットボールの選手の皆さまと交流ができ、とても嬉しかったです。ありがとうございました。

 

ローヤシン


初めての車いすバスケットボールのイベントに参加させていただきました。
選手たちのプレーを見ていて、車いすを乗りこなしながらドリブルしている姿は、とても凄いと感じました。スピードも出ていてターンも速くて、車いすごと転倒してもすぐに起き上がり、いきいきとプレーする選手たちは本当にかっこよく、元気をもらいました。

 


☆ケイアイチャレンジドアスリートチーム


2019年4月にケイアイスター不動産株式会社所属の障がい者アスリート5名で発足した「日本一挑戦するアスリートチーム」。現在は、デフフットサル、デフサッカー、ろう者柔道、車いすバスケットボール、車いすバドミントンの各競技に日本代表選手を含む計9名のアスリートが所属している。個々のアスリートはトップレベルのトレーニングと競技を続けながら、社内の研修講師や商品開発などの業務に携わるほか、各地でイベントや体験会などを開催するなど埼玉県本庄市や同県内の教育機関と連携したパラスポーツの認知向上のための啓もう活動を積極的に行っている。
公式サイト


ケイアイスター不動産株式会社

(月刊バスケットボール)



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