月刊バスケットボール5月号

女子U18日本代表、FIBA U18女子アジア選手権大会2022決勝進出ならず – 準決勝で中国に敗れる

 インドのバンガロールで開催されているFIBA U18女子アジア選手権2022(ディビジョンA)は9月10日に準決勝が行われ、女子U18日本代表はグループラウンドで2日前に倒した中国と2度目の対戦に臨んだ。


日本はグループラウンドで中国に対し76-59で勝利しており、3連勝でグループAの1位として準決勝に直接進出していた。一方の中国はグループラウンドで1勝2敗の3位で、準決勝進出決定戦で韓国を倒して4強入りしてきたチーム。ここまでの戦いぶりは決して前回王者らしいものではなかった。

 

 しかし日本は特に第2Q・第3Qに中国の攻勢を許し、15点差のビハインドで最終クォーターを迎える大苦戦。最後の10分間で12点挽回したものの及ばず51-54で敗れた。スティール14本で相手に20ターンオーバーを犯させながら、チームとしてフィールドゴール成功率31.9%、3P成功率15.8%とオフェンスが低迷。本来の姿をコート上で表現できずに終わった。

 


 日本で唯一フィールドゴール50%以上を記録した横山智那美(写真/©FIBA.U18Asia)

 

 

☆FIBA U18女子アジア選手権大会2022準決勝試合結果(9月10日)
日本 51(12 10 12 17)
中国 54(13 18 18 05)
横山智那美(桜花学園高校3年) 10得点、フィールドゴール成功率50.0%、6リバウンド、7アシスト、1スティール、1ブロック
大脇 晴(東京医療保健大学1年) 10得点、8リバウンド、1アシスト、2スティール
八十川ゆずゆ(筑波大学 1年) 2得点、3リバウンド、2アシスト、3スティール
都野七海(大阪薫英女学院高校3年) 5得点、1リバウンド、3アシスト、4スティール、1ブロック
公式ボックススコア


 


横山とともに10得点とオフェンスをけん引した大脇 晴(写真/©FIBA.U18Asia)


この結果日本は、2004年以来8大会ぶりに決勝進出を逃し、11日の3位決定戦でチャイニーズ・タイペイと対戦することとなった。決勝ではそのチャイニーズ・タイペイを71-61で破ったオーストラリアが、中国と対戦する。


なお、今大会で4強入りした日本、オーストラリア、中国、チャイニーズ・タイペイの4チームは、来年のFIBA U19女子ワールドカップへの出場権を獲得している。


準決勝、中国対日本試合映像(FIBA公式YouTubeチャンネル)


(月刊バスケットボール)



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