月刊バスケットボール5月号

学生

2022.08.23

【全中2022】四日市メリノール学院が優勝! 最後まで粘る樟蔭を退けて連覇達成

 

 四日市メリノール学院が連覇を達成!

 

8月23日、「第52回全国中学校バスケットボール大会」大会3日目女子決勝、2年連続2度目の優勝を狙う四日市メリノール学院(三重県)と初優勝を狙う樟蔭(大阪府)が対戦。互いに長所を発揮した試合となったが、4Qに勝負強さを発揮した四日市メリノール学院が68-66で勝利し、大会連覇を果たした。

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立ち上がり、両チームともシュートが入らず。まずポイントを奪ったのは四日市メリノール学院。残り6分55秒、#4太田妃優がオフェンス・リバウンドから得点する。続いて、#8濱田ななのが左コーナーから3Pシュートを決める。

樟蔭は残り7分強、#7丹羽愛奈のレイアップでチーム初得点。しかし、四日市メリノール学院は#15西山日葵の3Pシュート、#8濱田、#7北野空のシュートで連続得点を奪って残り4分43秒で12-2とまずリードする。

 

ここでタイムアウトを取った樟蔭は、エース#5金澤杏のアシストから、#14東条琳がゴール下で得点と良い形を作る。ディフェンスに苦しむものの、#14東条がフリースロー、#12太田莉央がドライブから得点していくと、残り1分40秒、#5金澤が3Pシュート。11-15と迫る。

 

クォーター終盤、四日市メリノール学院は、#18鈴木瑚香南が左膝を負傷、ベンチに下がるトラブルはあったものの、追加点を奪って18-11として1Qを終える。

 

2Q、追いかける樟蔭は、#12太田がミドルーシュートを決めると、残り6分38秒に#5金澤がトップから3Pシュートを成功。さらに#7丹羽がスティールから速攻、#5金澤がフリースローを決めて残り6分弱で20-21と迫る。そして残り4分55秒、#4佐藤恵奈が右ウイングから3Pシュートを決めて23-21と逆転に成功。

 

四日市メリノール学院は#6澁谷虹歩、#16伊藤千寛、#8濱田が得点すると、樟蔭は#14東条のシュート、#12太田の3Pシュートを取り返す。緊迫感あるプレーが続く。

 

クォーター終盤、シュート成功率が落ちた樟蔭に対して、#7北野空、#6澁谷が連続得点を奪った四日市メリノール学院が、33-28とリードしてハーフタイムを迎えた。

 

3Q、樟蔭は#5金澤からのアシストで#4佐藤がクォーター初得点。さらに#6原明梨も決めるが、四日市メリノール学院はエース#8濱田が連続得点。さらにスティールから#15西山が速攻を決めて32-39とする。

 

早めに追いつきたい樟蔭は、クォーター終盤に流れを掴む。#13國武珂憐、#5金澤の得点、#12太田のフリースローで差を詰めると、#13國武が決めて残り約2分で44-46と迫る。しかし、逆転のシュートが決まらない。ラストプレーで、#5金澤が決めたが、四日市メリノール学院が48-46として3Qを終える。

 

勝負の4Q、ファーストプレーで樟蔭#7丹羽がフリースロー1本を決めて1点差とすると、残り7分、#5金澤がスティールからレイアップを決めて逆転。さらに#14東条が続いて51-48とする。

シュートが落ちる四日市メリノール学院だったが、#4太田が活躍。シュート、フリースローを決めて52-51と再度リードを奪った。

 

ここで四日市メリノール学院は好ディフェンスで樟蔭の攻撃を防ぐと、#16伊藤、#5前川桃花のシュート、#8濱田のフリースローで58-53とリードを広げる。

 

苦しい展開の樟蔭は、残り3分半に#5金澤がドライブから難しいフローターを決めると、#13國武もミドルシュートを沈めるなど、反撃を試みるが、四日市メリノール学院のオフェンスを止められない。

 

#16伊藤のフリースロー、#5前川のシュートなどで残り1分39秒で66-57とした四日市メリノール学院。最後まで樟蔭が粘りを見せて2点差まで迫ったものの、リードを守って大会連覇を果たした。

 



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