月刊バスケットボール5月号

中学(U15)

2022.08.22

【全中2022】樟蔭がオーバータイムの激戦を制して8強入り! 粘る八王子市立第一を退ける

 

息詰まる熱戦を制したのは樟蔭

 

8月22日、「第52回全国中学校バスケットボール大会」大会2日目女子決勝トーナメント1回戦、樟蔭(大阪府)と八王子市立第一(東京都)が対戦。オーバータイムにもつれる激戦となったが、樟蔭が70-68で勝利し、2回戦進出を決めた。

 

全中2022全試合配信『バスケットLIVE』

 

まず先取点を奪ったのは八王子市立第一。#4澤田樹奈がシュートファウルをもらって2本きっちりフリースローを決める。さらに#19惠良ちはるがオフェンス・リバウンドから決める。

対する樟蔭は、早い展開から#5金澤杏が持ち込むと、ゴール前でビハインド・ザ・バック・パス! これを受けた#14東条琳が3Pプレーを決める。直後に3Pシュートも決まった樟蔭が6-4とする。

 

その後、樟蔭は#9柳井那菜、#7丹羽愛奈が得点して引き離しにかかるが、八王子市立第一は#14渡辺菜千、#5金澤、#13大場優里亜の3Pシュートなどで11-11と追いつく。

 

クォーター終盤、樟蔭のシュートが外れ始めると八王子市立第一は#19惠良、#9陽本麻生が連続得点。19-13とリードを作る。しかし、終了間際、今度は樟蔭の流れに。#7丹羽がレイアップを決めると、#14東条がゴール下で連続得点。八王子市立第一の20-19で1Qを終える。

 

2Qは序盤から点の取り合いに。樟蔭が#14東条、#7丹羽のシュート、#6原明梨の3Pシュートで点数をあげると、八王子市立第一は、#9陽本が3Pシュート、#17植野心春がペリメーターからきれいなミドルシュートを決めるなど一進一退の攻防となる。

 

そんな中、リバウンド争いで優勢に立つ樟蔭は、早い展開から#14東条、#6原明梨、#12太田莉央がシュートを決めてリードを作る。終了間際、八王子市立第一は#17植野がインサイドで決めたが、樟蔭が36-27とリードしてハーフタイムを迎えた。

 

3Q開始直後、樟蔭は#7丹羽、#5金澤が決めて40-27とリードを広げる。八王子市立第一は#17植野のゴール下で決めた以外、シュートがなかなか入らなかったが、#4澤田の3Pシュートから流れを掴み、#13大場が3Pシュート、早い展開から#9陽本が決めるなどで残り5分で36-40とその差を縮める。

 

しかし、樟蔭はここで#5金澤がロング3Pシュート。流れを止めたかと思ったが、八王子市立第一は、ここで#9陽本が活躍。スティールから速攻を決めるなど連続得点で42-43と1点差に迫る。それでも樟蔭は#5金澤がまたもロング3Pシュートを決めて逆転を許さない。#14東条、#12太田の得点などで樟蔭が54-46と再びリードを作って3Qを終えた。

 

4Q、逆転勝利を狙う八王子市立第一は差を詰めていくと、残り5分19秒、#9陽本がスティールから速攻を決めて58-58に。さらに#13大場が決めて60-58と逆転すると、#9陽本も続いて4点差とする。

 

八王子市立第一の流れを止めたい樟蔭は、残り2分半、#5金澤が3Pシュートを決めて61-62と1点差に迫る。八王子市立第一はすぐに66-61とするが、樟蔭もあきらめない。残り50秒、#5金澤が3Pシュートを決めて点差を縮めると、残り7秒に#14東条が決めて66-66と土壇場で同点にする。ここでタイムアウトを取った八王子市立第一は、残り3.3秒、オープンとなっていた#9陽本が#4澤田からのアシストでレイアップを決めて68-66に。しかし、樟蔭は残り1.7秒、#5金澤が決めて3分間のオーバータイムに持ち込む。

 

プレッシャーがかかるオーバータイム、両チームともシュートが決まらず、1分半が過ぎる。先に点を奪ったのは樟蔭、#6原明梨が速攻からレイアップを決める。追いつきたい八王子市立第一だが、シュートが決まらない。

 

残り18.4秒、タイムアウトを取って臨んだオフェンス、八王子市立第一は#13大場に託すが、3Pシュートはリングに弾かれて万事休す。70-68で樟蔭が勝利し、2回戦進出を決めた。

 

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