月刊バスケットボール6月号

男子U18日本代表の意気込みを『INSIDE AKATSUKI』でチェック!

『INSIDE AKATSUKI』とは、バスケットボール日本代表に密着し、普段はなかなか見られない選手たちの内側の一面を紹介する映像コンテンツ。活気あふれる合宿の練習模様や、コート外でリラックスしながら話す選手たちの姿を見ることができる。今回はFIBA U18アジア選手権大会2022(8月21~28日/イラン・テヘラン)に向けて直前合宿を行う男子U18日本代表に密着し、大会に懸ける選手たちの意気込みなどが紹介されている。

 

 

 

 

 

 映像は8月17日、国内最後の大会直前合宿で、轟琉維(PG/167cm/福岡第一高3年)のインタビューからスタートする。轟はこの夏のインターハイでチームを全国制覇に導いた、福岡第一のエースガード。初めての国際大会に向けて「川島悠翔(200cm)やジェイコブス晶(201cm)など大きくても動ける選手がいるので、自分がポイントガードとして彼らをどう使っていくべきかしっかり考えてやっていけば、強いと思います。どこまで自分のプレーが通用できるか試せるので楽しみです」と轟。

 

 また、轟とは違うタイプの大型ポイントガード、山田哲汰(PG/187cm/白樺学園高3年)も「シュート力のある選手やドライブ力のある選手が多いので、その選手たちの持ち味をしっかりと生かせるようにいいパスを出していきたいと思います。個人的には今まで自分より大きなポイントガードと対戦することがなかったので、それはとても楽しみです。ピック&ロールや1対1で通用する部分があるのか確かめたい」とコメント。

 

 仙台大明成高のシューター、八重樫ショーン龍(SG/185cm/3年)は「自分の得意なプレーは外からのシュートなので、身長がない分、そういうところでしっかり点を取っていきたいと思っています。大きくても外から動ける選手がいっぱいいるので、速い展開や強いディフェンスから良い流れをつかめるバスケットボールをしたいです」と意気込みを語る。

 

 今年度の男子U18日本代表を見ると、全国屈指の強豪校出身のメンバーが多い中、新鮮な顔といえばマックニール キシャーン大河(SG/184cm/Tokyo Samurai)。かつてシェーファーアヴィ幸樹らを輩出してきたTokyo Samuraiに所属しており、日本代表に選ばれた際には「その日がお母さんの誕生日だったので、『良いプレゼント』と言ってくれて本当にうれしかったです。おばあちゃんやおじいちゃん、お父さん、家族みんなが喜んでくれたし、僕も信じられないくらいうれしかった」という。フィジカルの強さを生かしたエナジーあふれるプレーを、アジアの舞台でも披露したいところだ。

 

 また、チームの得点源となりそうな湧川颯斗(SF/194cm/福岡大附大濠高3年)、ジェイコブス晶(SG/201cm/横浜ビー・コルセアーズU18)、川島悠翔(PF/200cm/福岡大附大濠高2年)の3人は、今回の合宿前、オーストラリアのNBAグローバル・アカデミーで開催されたバスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ・アジア2022に参加。ハイレベルな世界を知った貴重な経験を、アジアでの戦いにも生かせるか。加えて、アジアの列強国に対して機動力で勝負するために、大きなカギを握るのがともに194cmでスモールフォワードの坂本康成(中部大第一高3年)と星川開聖(洛南高3年)。坂本は3Pシュートで、星川は1on1でチームに貢献したいと誓う。

 

 こうした個性あふれるメンバーをまとめるのが、キャプテンを務める小澤飛悠(SF/188cm/中部大第一高3年)。「カメラに慣れていないです…」と苦笑するものの、「日本は小さいチームなので、リバウンドを徹底することと、ターンオーバーを相手より少なくすることが大事です。個人的には3Pシュートの確率をもっと上げて、リバウンドにも絡めるようにしたいです」としっかりとした受け答え。中部大第一高でも今年キャプテンを務めている小澤には、声出しなどのリーダーシップも求められるだろう。

 

 この日の練習では、パス練習やリバウンド練習、3対2など、基本的なメニューから常に相手の高さを想定。また、5対5を行い、より実戦に近い形でチームの動きを確認していた。最後に、アレハンドロ・マルチネスヘッドコーチは選手たちに向けてこう語りかけた。「ラスト8分のゲームは非常に良かった。しかし一つ改善していきたいことがあります。例えば3分間良いプレーが続いた後に、1分間ものすごく悪くなったりしたらいけない。実際の試合ではその1分間はとても長い。10点満点中9点くらいのプレーを続けられればすばらしいですが、流れもあるので悪いときもあります。しかしいきなり1点に落ちるのはダメ。何とか4点か5点くらいで食い止めましょう」

 

 8月21日に開幕する今大会。日本は予選ラウンド、22日22:30からレバノンと、23日22:30から開催国のイランと対戦する。まず21日にイランvs.レバノンの試合が行われる組み合わせは、日本にとっては相手2チームの情報を対戦前に得られるメリットがある。決勝トーナメントに良い形でつなげるためにも、予選ラウンド1位通過を果たしたいところだ。

 

 今大会はオーストラリアとニュージーランドが不参加のため参加は10チーム。このうち上位4チームには、来年6月にハンガリーで開催予定のFIBA U19ワールドカップへの出場権が与えられる。試合はFIBA公式YouTubeチャンネルで全試合LIVE放送あり。ワールドカップ出場を目指す男子U18日本代表に、ぜひ日本からエールを送ろう!

 

 

 

 

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(月刊バスケットボール)



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