月刊バスケットボール5月号

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2022.08.13

町田瑠唯が流れを作る4アシスト – ミスティックスはアウェイで貴重な勝利

 日本時間8月13日(北米時間12日)にインディアナ州インディアナポリスのヒンクル・フィールドハウスで行われたインディアナ・フィーバー対ワシントン・ミスティックス戦で、町田瑠唯が開幕から続く35試合連続出場を果たし、82-70の勝利に貢献した。町田はこの試合で前半にチームを良い波に乗せる4アシストを記録し、第3Qには左手からのドライビング・レイアップを成功させて2得点。リバウンドとスティールも1本ずつ記録し、バックアップのプレーメイカーとして堅実なつなぎ役を果たした。

 

 


ミスティックスはこの勝利で今シーズンの通算成績を21勝14敗(勝率.600)とし、5位のポジションを維持。試合終了時点では、レギュラーシーズンに1試合を残して4位になれる可能性を残している。


町田がミスティックスで全試合出場を続けているプレーヤー4人のうちの一人だという事実は、マイク・ティボーGM兼HCからの信頼の高さを感じさせる。試合後の会見では「彼女(町田)はウチにうれしいジャンプスタートをもたらしてくれました(She gave us a great jump start)」と話し、町田の貢献ぶりを高く評価していた。ミスティックスの控えメンバーには、ベンチモブ(Bench mob=ベンチから勢いをもたらす「暴れん坊」のような意味合いの言葉)という呼び名も定着してきているが、その中でも切り込み隊長的な役割を果たしている町田に関する質問が会見でいくつも出ており、プレーオフを前に注目度がいま一度高まってきている印象だ。

 

 この日の試合を終えて、町田の全35試合におけるアベレージは平均1.8得点、1.1リバウンド、2.5アシストとなった。


(月刊バスケットボール)



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