第1回 WUBSは東海大を破ったアテネオ大が優勝
アジア4か国からトップレベルの大学が集って開催された「Sun Chlorella presents World University Basketball Series」(WUBS)。第1回目の開催となる今回は招待によって、インドネシアのペリタハラパン大学(UPH)、チャイニーズタイペイの国立政治大学(NCCU)、日本の東海大学、フィリピンのアテネオ・デ・マニラ大学が出場し、8月9日(火)から11日(木)、国立代々木競技場第二体育館で、総当たりによる全6試合を繰り広げた。
最終試合は共に2勝0敗で迎えた東海大とアテネオ大の顔合わせで、勝てば優勝という決戦となった。両チームとも、タイトなディフェンスを見せたこの試合は接戦となり、3Q終了時で41-43で東海大が1ゴールのビハインド。勝負のかかった4Qになると、集中力を見せたアテネオが次々に3Pシュートを沈めるなど、シュートを決めきれない東海大を引き離した。終盤、東海大もプレスディフェンスから猛追を見せたものの及ばず、59-68でアテネオに敗れた。
試合後、チーム最多の16得点をあげ東海大の松崎裕樹は「4Qの勝負どころで、ディフェンスで粘っていたところを、時間を使われ、シュートを決められてしまった」と敗因を挙げつつ、「やろうとしていることはできている部分もあり、あとはそれをやり通せるように」と8月20日より始まる関東大学1部リーグ戦に向けての課題を語った。
また、陸川章監督は「コロナ禍の大変な時期にこのような国際大会を実施してくださったことに、スポンサーや関係者の方々に感謝しています。また、選抜チームではなく、単独チームとして、国内ではなかなか経験できない高さやフィジカルレベルを持ったチームと対戦できたことは、とてもラッキーでした。負けはしましたが、この経験を生かして、リーグ戦に向かいたいですね」と大会を振り返った。
[最終順位]
1位: アテネオ・デ・マニラ大/フィリピン(3勝0敗)
2位: 東海大/日本(2勝1敗)
3位: 国立政治大/チャイニーズタイペイ(1勝2敗)
4位: ぺリタハラパン大/インドネシア(0勝3敗)
- MVP カイノア・バルンガイ(アテネオ大 #1)
WUBSは、全日本大学バスケットボール連盟による主催で、Rakuten Sportsが運営協力し開催。同大会は来年以降も、参加チーム数をさらに増やし、実施していく予定とのこと。
(月刊バスケットボール)