月刊バスケットボール1月号

【四国インターハイ】福岡第一が劇的優勝! 残り5秒、崎濱秀斗が逆転3Pシュート!! 77-76、開志国際を下す

男子決勝福岡第一が3年ぶり4度目の優勝

8月1日、「令和4年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ2022)」男子決勝、前回大会3位にして3年ぶり4度目の優勝を目指す福岡第一(福岡県)と4年ぶり2回目の優勝を目指す開志国際(新潟県)が対戦。同点で迎えた4Q、終了間際まで開志国際がわずかにリードを保ったが、残り5秒、福岡第一は#17崎濱秀斗が逆転3Pシュートを決めて77-76。3年ぶり4度目の優勝を決めた。

初得点は福岡第一の#37平岡倖汰。中に切れ込むと、#8轟琉維からパスを受けてシュートを決める。さらにキャプテン#29城戸賢心がリバウンドからタップシュートを決定する。一方。準決勝で前回王者・中部大第一(愛知県[1]) を下した開志国際は残り8分20秒、#15バシール・ファイサル・モハメッドがオフェンス・リバウンドから初得点。さらに#7介川アンソニー翔が連続得点し、残り7分で6-4とする。

中盤は、互いに好ディフェンスを展開し、なかなかシュートが入らない展開に。そんな中、福岡第一は#45ニャン・アマドゥ・マクター、#8轟が、開志国際は#13平良宗龍、#10澤田竜馬が得点していく。

クォーター終盤、#17崎濱秀斗が3Pシュートを決めると、#15モハメッドも決めて17-10とリードする。開志国際は#5武藤俊太朗、#7介川の得点で追い上げるが、福岡第一はラストプレーでキャプテン#29城戸賢心が3Pシュートを決め、23-17と6点差を付けて1Qを終える。

2Q序盤、福岡第一は#47髙木来希が得点すると、#72中村千颯がトップからロング3Pシュートを決める。離されたくない開志国際は#13平良が活躍。自らジャンプシュートを決めるとドライブで崩して#7介川にアシストも決定。さらに#10澤田からゴール下の#5武藤にパスが出て難しいシュートを決定。残り4分弱で27-28と迫る。終盤ディフェンス合戦となったあと、見応えある攻防を展開。福岡第一は#8轟が自らドライブで持ち込んで得点。さらに#29城戸が3Pシュートを決めるが、開志国際はオフェンスリバウンドから#15モハメッドが、途中出場の#12中島遙希、#7介川が決める。36-33、福岡第一が3点リードでハーフタイムを向ける。

3Q開始直後、開志国際は#13平良、#7介川の連続得点で39-36と逆転。その後、福岡第一は#4マクター、#37平岡、#8轟、#29城戸が決めると、開志国際は#15モハメッド、#7介川が決め返すなど、見応えある攻防が展開される。開志国際がわずかにリードを保って進んでいったが、ラストプレーで#8轟が3Pシュートをねじこんで 57- 57と同点で3Qを終える。

勝負の4Q、残り8分30秒、開志国際#7介川が4つ目のファウルを犯してあとがなくなる。残り8分20秒、#13平良がこの日1本目の3Pシュートを成功。62-58とするが、福岡第一は#45マクターがすぐに決め返す。さらに#8轟がフリースロー1本を決めて61-62とするが、すぐに#7介川が決め返す。高まる緊張感の中、共になんとか得点を重ねる。

中盤も互いに一歩も引かない展開に。残り4分30秒、福岡第一は#8轟が決めて65-65と同点にするが、すぐに開志国際#7介川が3Pプレー。68-65とする。さらに#5武藤、#15モハメッドが決めて72-65と7点差にする。

それでも福岡第一はあきらめない。残り1分37秒、#8轟がフリースロー3本を決めるなどで72-74と2点差とする。しかし残り45秒、開志国際#13平良が難しいミドルシュートを決めて76-72に。

ここでタイムアウトを取った福岡第一が同点を狙って攻撃。残り21.3秒、開志国際#15モハメッドがファウルアウト。このフリースローを決めて74-76とすると、スティールから#17崎濱が残り5秒、3Pシュートを決めて77-76と逆転。最後、ディフェンスを守って福岡第一が劇的優勝を果たした。

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