月刊バスケットボール6月号

【四国インターハイ2022】前回王者・中部大第一が2年連続4強、広島皆実にプレッシャーをかけ続けて勝利

3Q一気に点差を広げた中部大第一が盤石の展開で勝利

 

7月30日、「令和4年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ2022)」男子準々決勝、中部大第一(愛知県[1])と広島皆実(広島県)が対戦。中部大第一が103-58で勝利し、優勝した前回大会に続いて準決勝進出を決めた。

先取点は中部大第一。#8ニベイエ・ムハメドが、パスを受けてゴールにアタックし、3Pプレーを決める。

広島皆実は、#6小田悠人のシュートで初得点。しかし、#5坂本康成、キャプテンの#4小澤飛悠が得点を重ねた中部大第一がまず7-2とリードする。

 

広島皆実は素早いパス回しからシュートチャンスを作るものの、アウトサイド・シュートがなかなか入らない。残り4分58秒、広島皆実はキャプテンの#4中水元基がこの試合1本目の3Pシュートを決めると、#10中村英司も続き、14-16と差を詰める。

 

しかし、中部大第一はその後、#4小澤、#8ムハメド、#5坂本らが連続得点し、再び突き放す。最後、広島皆実は#5梶谷崇太が3Pシュートを決めたが、29-21、中部大第一がリードして1Qを終える。

 

2Q、広島皆実は#6小田のシュートが当たるが、中部大第一は# 4小澤がすぐに入れ返して差を詰めさせない。#5梶谷がロング3Pシュートを決めるなど印象的なプレーも見せるが、残り5分46秒で28-38と10点差を付けられる。その後はシュートの打ち合いとなると、確率で勝った中部大第一が57-38とリードを広げてハーフタイムを迎えた。

 

3Q序盤、中部大第一は着実に点数を稼いでいく。残り5分を切ったところで、# 4中水が3Pシュートを決めるものの、広島皆実はなかなか波を掴めず。残り2分5秒には、48-78と30点差をつけられてしまう。結局、中部大第一が82-48として4Qを迎える。

 

4Q、広島皆実はエネルギーを前面に出してプレー。一瞬のスピードを活かして、シュートチャンスを作るが、中部大第一のプレッシャーもあってスコアが動かない。一方、中部大第一は#15トウレ・サリウがインサイドで躍動すると、#9住吉大和も3Pシュートを沈めるなど、さらに点数を離していき、勝負あり。103-58で中部大第一がベスト4進出を決めた。





PICK UP