月刊バスケットボール6月号

【四国インターハイ2022】地元四国大会優勝・聖カタリナ学園が3回戦進出、鹿児島に終始リードを保って勝利

 

強さを見せた聖カタリナ学園が白星を飾る

 

7月28日、「令和4年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ2022)」大会2日目女子2回戦、前回大会ベスト8で地元四国大会の優勝校である聖カタリナ学園(愛媛県)は鹿児島(鹿児島県)と対戦。猛攻を見せた聖カタリナ学園が90-52で鹿児島に勝利し、3回戦に駒を進めた。

 

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試合開始直後、まず鹿児島がゴール下からシュートをねじ込んで得点。さらにキャプテン#4鎌田まりあがフリースローを2本決めて4-0とまずリードする。一方の聖カタリナ学園は3Pシュートで初得点。3-4とすると、速いパス回しから流れを掴んで、シュート、3Pなどが次々と決まって15-6とまずリードを作る。

 

その後、鹿児島も#8山下陽色がシュート、#4鎌田が3Pシュートを決めるなど追い上げを見せ、16-17と1点差まで詰め寄る。残り3分を切って、聖カタリナ学園はフリースロー、3Pシュートが決まり、21-16とリード。その後も両者得点を重ね、聖カタリナ学園が23-20とリードして1Qが終わる。

 

2Q、鹿児島は#4鎌田や#11山本沙奈の機動力を生かした攻撃を見せるも、聖カタリナ学園のディフェンスの前になかなか得点に結びつけることができない。一方、聖カタリナ学園は3Pシュートやシュートなどで着実に決めていき、33-20とリードを広げる。クォーター中盤、鹿児島はようやく#4鎌田がシュートを決めるが、聖カタリナ学園も3Pシュートを決めるなど、鹿児島の追随を許さない。終盤も聖カタリナ学園がゲームを有利に運び、49-32とリードしてハーフタイムへ。

 

3Q、まずシュートで得点を挙げたのは鹿児島。しかし、すぐさま聖カタリナ学園がポイントを奪うなど、鹿児島は苦しい展開が続く。鹿児島もゴール下からシュートをねじ込み、フリースローなどで得点を重ねるも、聖カタリナ学園は左右から3Pシュートを立て続けに決めるなどして、66-40と大きくリードを奪う。クォーター終盤は、両者激しい攻防が続き、聖カタリナ学園が68-42として4Qを迎える。

 

4Q序盤も3Q終盤と同様の攻防戦となったが、聖カタリナ学園が先にシュートを決めて70点目を奪取。さらに#12金光由蘭が左ウイングから3Pシュートを決めると、ゴール下でもねじ込んで77-42と猛攻を見せる。残り7分32秒、鹿児島はたまらずタイムアウト。鹿児島はフリースロー、3Pシュートなどを決めるなど集中力を保ってプレーを続けるが、聖カタリナ学園は終盤まで攻撃の手を緩めず。#15菅星凛がシュートを決めて81-52と80点台に乗せると、その後もレイアップシュート、ゴール下からのシュートなどで追加点を奪取。強さを見せた聖カタリナ学園が、粘る鹿児島に90-52で勝利した。

 

勝利した聖カタリナ学園・後藤良太コーチは、地元・四国で行われるインターハイについて「(愛媛から香川は)近いので、選手たちは“あまりインターハイみたいな感じがしないね”と話していました。緊張しすぎるのもよくないけれど、しなさすぎるもよくないので、“いつもやっていることを頑張ろう”と選手には言って大会に入りました」とコメント。「今年のチームはサイズがないので、3Pなど外で勝負しようということをやってきました。あとはカットとドライブを組み合わせて何とか戦っていこう、と。力はないけど、その分、工夫してやっていきたい」と今後へ向けて抱負を語っていた。

 

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