月刊バスケットボール5月号

【四国インターハイ2022】1点差で涙を飲んだ沖縄・美来工科のエース佐渡山楓「ウインターカップでは1勝でも多く勝てるようにしたい」

 

ウインターカップでの雪辱を誓ったエース佐渡山

 

7月27日、「令和4年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ2022)」大会初日男子1回戦、大阪桐蔭(大阪府(2))に69-70と1点差に涙を飲んだ美来工科(沖縄県)。そのキャプテンにしてエースの#66佐渡山楓は試合後、「前半は、自分たちのプレーで点数が取れていましたが、後半になって足が止まって相手のプレーに流されてしまいました」と試合を振り返った。

 

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試合開始から自身がチームを引っ張り、ハーフタイムで38-26とリードを作っていた美来工科。しかし後半は、大阪桐蔭の激しいディフェンスに苦しむことに。インサイドでのシュートチャンスをなかなか作れず。アウトサイドからの苦しいシュートが多くなってしまうと、シュート成功率がダウン。全国という舞台の初戦ということもあったのだろう。「足がとまって相手のプレーに流されてしまった」と#66佐渡山が振り返るとおり、主導権を握られて終盤を迎えることに。それでもチャンスはあった。69-70で迎えたラストプレー、シュートチャンスを作ったものの、アウトサイドから放ったボールはリムに弾かれてしまった。

 

「ジャンプは通用するなと思いましたが、まだまだな部分が多いなと思いました」と語った#66佐渡山は、この試合18得点、10リバウンドとダブルダブルの活躍を見せている。もちろん、全国の舞台で“勝利に導けなかった”という悔しさはすぐに消化できるものではないが、「県予選に勝って、ウインターカップでは1勝でも多く勝てるようにしたいです。県外のチームは外のシュートが入る。自分たちも真似していきたいです」と前を向いた。冬の舞台での雪辱に期待したい。

 

一方、勝利した大阪桐蔭は明日の2回戦で、ウインターカップ3位の仙台大明成(宮城)と対戦する。青木徹コーチは、続く「明日明成戦では、リバウンドをしっかり頑張ること。しっかり奪えるようにチャレンジしたい」とリバウンドがキーポイントになるとコメントしている。

 

写真:月刊バスケットボール

 

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