月刊バスケットボール8月号

【四国インターハイ2022】浜松開誠館・三島正敬コーチ、「やるべきことをやり切って、もう1回勝負を」と冬での雪辱を誓う

 

後半、京都精華学園の高さに苦しむシーンが増えてしまった浜松開誠館

 

「ヘッドコーチの力不足ですね。選手たちは最大限力を発揮してくれたと思います」。試合後、選手たちの頑張りを讃えたのは浜松開誠館(静岡県)の三島正敬コーチ。

 

【四国インターハイ2022】トーナメント表・チーム・選手リスト・日程…特設ページをチェック


7月27日、「令和4年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ2022)」大会1日目女子1回戦、昨年ベスト16の浜松開誠館は、ウインターカップ準優勝の京都精華学園(京都府)に56-73で敗れた。高さのある京都精華学園に対して、試合序盤からディフェンスが奏功。35-32とハーフタイムではリードを握ったものの、後半、高さに屈する形になってしまった。

 

「対戦が決まってから、やれるだけの対策と準備をやってきました。あとは、当日のコンディション、そしていかにファイトするかだと。そういう面では、1Qから最後までファイトできたし、自分たちがやらなければいけないことはできていた。それは収穫です。ヘッドコーチの力不足ですね。選手たちは最大限力を発揮してくれたと思います。勝つことはできませんでしたが、ウインターカップに向けてもう1度頑張りたいです」と三島コーチ。

 

“やれることをやってきた”、それは京都精華学園にどうしても勝ちたいという思いがあったから。「今の3年生はこれで対戦が3回目。1年の時のウインターカップ、去年のインターハイで対戦し、悔しい思いしているのです」と打ち明けた三島コーチは、「決まった時から、『3度目の対戦だから勝たなければダメだ』、やれることを最後までやりきろうとやってきました。ほぼやってきたことは100点満点です」とこの試合での選手たちの頑張りを讃えている。

 

しかし、この夏では目標の一つを果たすことはできなかった。

「現時点ではやれることをやれたけど、京都精華学園はさらに強かった。捉えて勝ち切る力が大事。メンタルだけでなく、体力、組織力、シュート、リバウンド、中に飛び込むとか、決めるべきシュートを決め切る。やるべきことをやり切って、もう1回勝負できるようにしたいですね」とウインターカップで4度目の対戦を果たし、今度こそ倒したいと三島コーチは語っている。

 

果たして、4度目はあるのか!? そして、改めて悔しい思いをした浜松開誠館のさらなる強化が楽しみである。

 

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