月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2022.07.24

田臥勇太の宇都宮ブレックス残留にファンから大きな反響

 宇都宮ブレックスが7月22日に田臥勇太の2022-23シーズンの契約継続発表に、ファンが大きな反響を示している。

 


©B.League


宇都宮は昨シーズン2度目のリーグ制覇を果たした後、安齋竜三HCが契約満了とともにチームを離れることが明らかとなっていたこともあり、チームの精神的な支柱として大きな存在感を放っていた田臥の去就に、ファンの関心が集まっていた。クラブが発信したツイッターの田臥契約継続の発表投稿には、24日正午時点で6,839の「いいね」と1,519リツイートがついている。田臥の自由交渉選手リスト入りを告げた7月1日のクラブ投稿はいいね数が同時点で4,104、リツイート数が1,678。契約継続投稿のいいねはその1.5倍以上に跳ね上がっている。リツイートが1割程度少ないのは、「継続するとわかっていたよ」というファン心理の表れか。しかし反響が大きいことには変わりはない。

 

 少しさかのぼってブレックスの投稿を見てみると、5月29日にリーグ制覇を決めた直後の優勝報告投稿は同時点でいいね数6,172、リツイート数1,485となっていた。また、6月20日の安齋竜三前HC契約満了報告(同いいね数4,239、リツイート数999)、6月21日の比江島 慎契約継続報告投稿(同いいね数5,395、リツイート数1,050)、6月28日の佐々宜央HC就任告知投稿(同いいね数4,825、リツイート数1,200)などが、最も大きな反響が伴った投稿の主なものだが、田臥の契約継続はこれらをいずれも上回る反響を呼んでいた。

 

 Bリーグ唯一の元NBAプレーヤーである田臥の存在感はいまだに大きいことがわかる。その残留の喜びはブレックス・ブースターにとってかけがえのない価値をもたらしているようだ。


1980年生まれの田臥は今年の10月5日で42歳になるベテラン。2008年に入団したブレックスでは、2022-23シーズンが在籍15シーズン目となるが、佐々HCの下で連覇を目指すチームをどのようにリードし、個人としてどんなパフォーマンスを披露してくれるか、引き続き目が離せない。2021-22シーズンはレギュラーシーズン41試合、チャンピオンシップ2試合に出場していた。

 

 B.LEAGUE自由交渉選手リストに名前が入っていた田臥だが、同日15時に同リストからもその名前は抹消されている。

 

 

☆田臥勇太コメント
いつも応援していただきありがとうございます。
2022-23シーズンもブレックスの一員としてプレーができること、そしてファンの皆さまとともに戦えることを大変嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。
長いシーズン、色々なことがあると思いますが、どんな時でもお互いを信じ合い、チーム全員、そしてファンの皆さまとともに力を合わせ、チームの勝利のために自分ができることに全力でチャレンジしていきたいと思います。
今シーズンも熱い応援よろしくお願いします!


(月刊バスケットボール)



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