FIBAとモルテンのパートナーシップが40周年を迎える
競技用ボールとスポーツエキップメントメーカーの株式会社モルテン(本社:広島市西区、代表取締役社長:民秋清史、以下モルテン)とFIBAとのパートナーシップが、今年で40周年を迎える。モルテンが初めて公式試合球を提供したのは、1982にコロンビアで開催されたFIBAバスケットボール世界選手権(現ワールドカップ)1982。以降40年におよぶパートナーシップは、バスケットボールの国際大会の舞台で数々の記憶に残る瞬間を生み出すとともに、新たな高みへの挑戦を続けてきた。
40年前のワールドカップで公式使用球に採用されたのはJB-77というモデルで、全体が茶褐色の8枚のパネルで覆われたシンプルなモデルだった。その後ルール変更とともに、2006年に日本で開催されたFIBA世界選手権以降の国際大会では、乳白色のパネル4枚を含む12枚パネルを使った斬新なデザインのモデルが初登場。その後も、FIBAバスケットボールワールドカップ2019でコントロール性能とグリップ性能を格段に向上させたB7G5000が採用され、今秋のFIBA女子ワールドカップ2022ではさらにその進化版にあたるB6G5000-W2Aが登場というように、12枚パネルのデザインをベースとしながら年々アップデートとアップグレードが積み重ねられ、世界中のプレーヤーからも好意的な意見が寄せられている。
FIBA女子ワールドカップ2022の大会公式球B6G5000-W2A
☆FIBA 事務総長 アンドレアス・ザグリス氏のコメント
モルテンは常に革新的であること、そして卓越した成果を挙げることを目指しており、その実現のために私たちと緊密に協力してきました。FIBAとの最も長きに渡るパートナーとして、モルテンはこれからもFIBAの大切なパートナーであり、バスケットボール競技をさらに高めていこうとする私たちにとって欠くことのできない存在です。バスケットボールとFIBAに対するモルテンのコミットメントに感謝いたします。
☆株式会社モルテン 代表取締役社長 最高経営責任者 民秋清史のコメント
大会のブランドアイデンティティを具現化した専用デザインをあしらった、FIBA主催国際大会向け公式試合球の製作に携わることができ光栄です。モルテンは常に技術革新と卓越した成果の達成を追究しており、その実現のためにFIBAと緊密に協力してまいりました。改めてアンドレアス・ザグリス事務総長を始め、関係者の方々に感謝いたします。
モルテンは、今後もバスケットボールに関わるすべての方々に、機能・デザインともに優れた製品を開発・提供し続け、モルテンブランドの約束である “For the real game” を実現してまいります。
モルテンの民秋代表取締役社長 最高経営責任者 とザグリスFIBA 事務総長(スイスのパトリック・バウマン記念ハウス・オブ・バスケットボールにて、2022年5月 16日)
モルテンは近年、FIBAが重点戦略に位置づけている女子バスケットボールの発展を支援する目的で、FIBA女子ワールドカップ2022の開催国であるオーストラリアにおいて「モルテン・ボールリレー」と名付けられたユニークなキャンペーンも展開している。このプログラムには同国内20のクラブチームから女子のジュニアプレーヤーたちが参加し、ワールドカップに出場する12の代表チームに地元オーストラリアからの応援メッセージを届ける趣向。このほかにも同国全土でコーチや審判、運営者としバスケットボールに参画する女性の中から目覚ましい活躍をした人物をFIBA女子ワールドカップが行わるシドニーに招待し、FIBA殿堂入りを果たした往年の名プレーヤー、ミシェル・ティムズ氏と対面する機会や、第一線のコーチや運営者らの指導を受ける機会を提供するプログラムへの支援も行っている。
(月刊バスケットボール)